7人のsupermanたちともう1つの未来 Ⅱ (ページ3)

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「そういえばさ、来週都内で花火大会あるらしいね」

レッスン終わりのモロの何気ないそんな一言。それにすぐさま反応するのはいつだってLove-tuneの愛すべき末っ子長妻怜央。

「え、行きたい！！ねーー、安井くん！行きたい！みんなで行きたいーー！」

ああ、ほら、謙太郎くん困ってるじゃん。謙太郎くんの返事が予想がつきすぎて思わず苦笑いを浮かべてしまう。

「ながつ、みんなで行ったらバレて騒ぎになっちゃうだろ？行くなら少人数かプライベートで行きな。」

「あと、変装するのも忘れるなよー」

Love-tuneのママパパからのお言葉にしょんぼりするレオ。

「ながつ、俺と美勇人くんと行こ？」

顕嵐がフォローするけどみんなと行けないならいい、と珍しく駄々をこねるレオ。

仕方ないな、、、。

「ね、謙太郎くん。7人みんなで行って来なよ。レオはおっきいんだからどうせプライベートでいってもバレるって(笑)だったらいっそのことみんなでいって謙太郎くんとか佑くんでフォローしてあげなよ」

「う、、それもたしかに、、」

お！あともう一押し(笑)

「でたよ、やっすー。やっぱAには甘いよなー。Aもそれわかっててやってるとこあるよな」

なんて後ろでニヤニヤしながら慧ちゃんがいってるけど無視無視。

「待って、A！Aは？Aももちろん一緒に行くよね！？」

「え、まって、私も行くの？！」

「当たり前じゃん！俺はAを含めてみんなで行きたいの！みんなで花火みたいの！！」

「えーー、じゃあ無理だ(笑)それこそ、Love-tune7人の中に女である私がいたらファンの子とかに遭遇されちゃったとき色々大変なるじゃん。そんなことは、みんなの為にもあったはならないことでしょ？」

「でも！！Aは俺らのサポーターじゃん！」

「れーお。レオはさ、このサポーターっていう曖昧なポジションをちゃんとみんなに説明できる？そして、説明できたとしても、納得しないそれを良く思わない子だっているのよ。ね？」

「…でも、、」

「ながつ、あんまAを困らせるな」

「……」

「ごめんね、7人で楽しんできてね」

モロ兄がフォローしてくれるけどもまだ納得いってない様子のレオ。ていうか、下4人組はめちゃくちゃ微妙そうな顔やな。それとは対照的に思うところはあるんだろうけども私の気持ちも汲み取ってくれる上3人組。だけど、こればっかりはなーー。