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拓「俺は楽しみですよ
あれだけの苦難を乗り越えて
幸せになる(人1)さんと純喜くん見るの」
翔「俺も!」
碧「俺も見たいです!」
円になって座っていたけれど
結局皆が純喜に飛びついてきて
11人でぎゅっと団子のように座る。
涙のあとが残る純喜の表情にも
笑顔が戻ってきた。
チェ「純喜」
壁にもたれてずっと静かに見守っていた
チェさんがやっと口を開いて
こちらにやって来た。
再びスタジオが静寂に包まれる。
チェ「アイドルだからと言って
1人の人間としての
幸せは諦める必要は全くない。
純喜が人生を一緒に歩んでいきたい、
そう思える相手を見つけた
出会うことが出来た。
…俺はできる限りのことをやりたいよ。
純喜のために。(人1)さんのために。
JO1のために。」
チェさんがしゃがんで
純喜に向かって優しく微笑んだ。
純喜の目には再び涙が浮かぶ。
純「皆……」
純喜が立ち上がった。
純喜を囲むように座ってた皆が
一斉に視線を上げる。
誰もが優しい笑顔だった。
純「俺、結婚します…
結婚……させてください!!!!」
こうして純喜の結婚、
世間への公表に向けての準備が始まった。
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作者名:しろごはん | 作成日時:2023年7月8日 12時