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碧「お兄さん、悩んでますねぇ!」
スタジオに突然、
大きな声が響いて後ろを振り返ると
壁からひょっこりと
顔を出してこちらを見るメンバー皆と
少し離れた所から
腕を組んでこっちに微笑むチェ社長。
純「うわ、びっくりしたぁ
皆して何なんすか?社長まで」
俺が1人であれこれやってる所を
社長含め総勢11人から見られてたのは
なかなかに恥ずかしい。
奨「純喜、俺らに気遣わなくていいんだよ?」
10人のデカい男達が
所狭しと顔を出している入口は
なかなかに変な光景と化してるけど
そこからひょこっと奨くんが現れた。
純「気遣うってどういう……」
奨「(人1)ちゃんとの結婚、
まだ考えてるんじゃないの??」
俺の気持ちを見透かすように
奨くんはそう言ってハハッと微笑んだ。
景「早く決めろよー!男だろー!?」
豆「そうだそうだ!意気地無し!!」
拓「ガツンといったれ!ガツンとぉ!!」
奨くんの後ろからヤジが飛んできたかと思えば
一斉に入口から残りのメンバーが飛び出してきた。
背中を叩かれたりどつかれたりと
あっという間にメンバーに囲まれる。
奨「あぁ、皆黙っててって言ったのに…」
呆れた顔で奨くんは頭を抱えてるけど
結婚のことで(人1)と喧嘩したのは
奨くんにしか話してないはず。
蓮「なんでみんな知ってるの?って顔してるよ(笑)」
そりゃそうだ。
結婚なんて俺らにとって禁句にも等しい言葉、
皆の前で堂々と言えるわけが無い。
瑠「お前がぶっ倒れて死んでる間に
俺らはいろいろ動いてたんだよ」
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作者名:しろごはん | 作成日時:2023年7月8日 12時