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校「うかない表情だね」









だんまりを決め込む私を前に

校長先生は困ったように

眉毛を八の字にして微笑む。









校「純喜くんのことかい??」



(人1)「ま、まぁ…はい。」










何も言ってないのにこうやって

私の心を全部見抜いてしまうのが

校長先生の凄いところ。

本当の父親みたいだなと思う。














(人1)「結婚したい…って言われてて…」



校「おぉ、それはおめでたい」







(人1)「でも私、返事が出来なかったんです。

返事する所か逃げ出してきちゃって…」

















(お前なんか家族じゃねぇ!!)

(出てけ!!ぶっ殺す!!)



















結婚。

それは今までと違って

純喜と"ホンモノ"の家族になること。

思い出したくもないあの頃の光景が

蘇ってきて思わず目を瞑る。












校「お父さん達のことか…」








(人1)「いい加減引きずるのやめろよって話ですよ

ほんと…ダメだなぁ」





10年以上も前のことを

未だに引きずる自分が情けなくて嫌気がさす

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作者名:しろごはん | 作成日時:2023年7月8日 12時

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