時を超えて君に…【白岩瑠姫】 (ページ9)

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𝑂𝑛𝑙𝑦 𝑦𝑜𝑢 𝑖𝑛 𝑡ℎ𝑒 𝑝𝑎𝑠𝑡… ページ9

"そして…最後に瑠姫。"

心臓がドクンと波打った。

"大好きな瑠姫。いつも私に幸せをくれます。

カッコイイのに偏食で人見知りで。(笑)

だけど、そんな瑠姫のことが

私は本当に大好きで、本当に大切です。

瑠姫からたくさんの愛をもらいました。

10年後は何してるのかな？

瑠姫が私にだけ話してくれた夢、叶ってるといいな。

瑠｢(人1)…叶えたよ。夢。｣

高校生の頃、(人1)にだけ打ち明けたアイドルになりたいという夢

口にしたら馬鹿げた夢だと笑われそうで誰にもいえなかった夢だけど、(人1)は笑いもせずずっと傍で応援してくれていた。

瑠｢覚えててくれたんだ…｣

少しずつ視界が涙で歪んでいって、溢れてしまう前にそれを静かに拭った。

瑠｢あれ、まだある…｣

ここまでの文章からかなりの空白を開けて続いている(人1)の文章。

俺はまた、ページをめくった。

"瑠姫、愛してるよ。ありがとう。"

瑠｢なんだよ、それ…｣

なんでそんな…まるで最期のメッセージのように。言い残すみたいに。

今思えば、(人1)の死は突然なんかじゃなくていくらでも予兆はあったのかもしれない。

気付こうと思えば気づけるチャンスが(人1)の隣で過ごしたあの日々にはいくらでもあったのかもしれない。

(人1)は突然この世を去ったわけじゃない。

ただ、俺らが(人1)のサインに気づかなかっただけなんだ。

そう思うと、溢れた涙はなかなか止まってはくれなかった。

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こんにちは！しろごはんです！
めちゃ暗い内容続いてますが、ちゃんと展開が来るのでご安心を！(笑)評価機能は、初段階で極端に低い評価を付けられたのでオフにしました(＞_＜)