時を超えて君に…【白岩瑠姫】 (ページ8)

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𝐵𝑎𝑐𝑘 𝑖𝑛 𝑡𝑖𝑚𝑒 𝑓𝑜𝑟 ℎ𝑒𝑟. ページ8

"私はあまり、自分の将来をイメージすることができません。

だけど、幸せになりたいな。って思います。

特になりたいものや、やりたいことが

皆みたいにあるわけじゃないけれど、

この高校で過ごした3年間が本当に楽しかったです。

たくさんの友達がいて、毎日笑い合って、

大好きな人が隣にいてくれて

そんな毎日がこの高校を卒業しても続いたらいいのになって思います。

人の役に立てる仕事に就いて、

隣には変わらずに大好きな人がいてくれて

今の友達は離れてもずーっと友達のままで

そんな人生がこれから何年も、何十年も

途切れることなく続いていってくれたら

それは私にとって最高の幸せです。"

"咲良、大好きで、大切な私の親友。

10年後は何してるかな？

純喜と咲良の子供はきっと美人だね"

"純喜、見かけによらずドジ男子！

学校に来るのに学生カバン忘れるのは面白かったなぁ(笑)

咲良のこと泣かせたら私が許さない！"

瑠｢(人1)らしいな…(笑)ほんとに」

俺らサッカー部のマネージャーをしてくれていた(人1)
と純喜の彼女で(人1)の親友でもあった咲良。

友達を想う文面にあまりにも彼女らしさが滲み出るものだから、読みながら少し笑ってしまった。

夢中になった俺はページをめくって再び文集を読み進めた。