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𝑅𝑒𝑎𝑐ℎ 𝑓𝑜𝑟 𝑡ℎ𝑜𝑠𝑒 𝑚𝑒𝑚𝑜𝑟𝑖𝑒𝑠 𝑎𝑔𝑎𝑖𝑛. ページ6
瑠｢ただいまーっと…。｣
深夜。
もはや癖となってしまった自分1人しかいない部屋へのただいまはいとも虚しく響いた。
10年も1人でいればこの染み付いた癖もそう簡単に抜けはしない。
窓際のデスクの上に置いた(人1)のペンダントが僅かな外の光に照らされて輝くその光景に吸い寄せられるように椅子に腰を下ろした。
ペンダントに触れればチェーン同士が擦れ合う音がして綺麗だと思った。
瑠｢今日くらい良いよな、(人1)。｣
(人1)が亡くなってからいつまでも気持ちの切り替えが出来ない俺を見計らって、｢目の届かない所に｣と純喜が閉まってくれていた高校の頃の思い出の数々。
形見のペンダントを見ていると
昔の思い出に浸りたくなって
クローゼットの奥から引っ張り出した。
𝑇ℎ𝑎𝑡 𝑝ℎ𝑜𝑡𝑜 𝑖𝑠 𝑓𝑜𝑟 𝑚𝑒...→←𝑇ℎ𝑒 𝑐𝑜𝑙𝑑𝑛𝑒𝑠𝑠 𝑡𝑜𝑢𝑐ℎ𝑒𝑑 𝑚𝑦 𝑐ℎ𝑒𝑠𝑡…
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作者名：しろごはん | 作成日時：2023年8月30日 22時
