時を超えて君に…【白岩瑠姫】 (ページ20)

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𝑊ℎ𝑎𝑡 𝑡ℎ𝑒 𝑤ℎ𝑖𝑡𝑒 𝑙𝑒𝑡𝑡𝑒𝑟𝑠 𝑖𝑛𝑑𝑖𝑐𝑎𝑡𝑒. ページ20

田「ﾊﾊ!!

珍しいなお前が寝坊なんて！」

朝の職員会議が長引いたらしく、
遅れて教室に向かう先生に着いていく。

「1年のフロアで何してんだ、こんな時間に」と
言われたけれどさすがに「自分の教室がわからなくて」なんて言うことは出来なかった。

田「まぁ、今日は俺も遅かったからな見逃してやるよ」

瑠「よっしゃ、ありがとうございます」

田「次はないからな？」

この会話のテンポ感が心地よい。

田「ほぉーい、席につけ〜」

気だるげに教室に声を響かせる先生を視線の片隅で捉えてぞっと背筋が凍った。

瑠「3月2日…？」

黒板は卒業式の2週間前

そう。

つまり(人1)が亡くなる1週間前を示していたのだ。