偶然出逢った人はアイドルでした2 (ページ15)

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No.64 ページ15

【you said】

視線を元に戻して唐揚げを口に運ぶ

蓮くんや康二くん....SnowManの2人と話すようになったから少し調べてみたんだよね

渡辺くんは、4年生だから私の2つ上
YouTube見たけどすごく歌が上手い人だったっけ

渡｢ねえ如月Aちゃんだよね？｣

後ろから声を掛けられて思わずびっくり
何で私の名前知ってるんだろう

慌てて振り向いたけど口に唐揚げを詰め込んでたから
もぐもぐしながらコクコクと頷く

そうすると彼は吹き出して

渡｢ふはっ、ごめんごめん食べ途中だったね｣

そう言いながら当たり前のように隣に座る

お茶を飲んで一息ついて

『すいませんっ、』

渡｢俺さ、Aちゃんに言いたい事あってきたんだよね｣

なんだろ、と思い首を傾げる

渡｢俺さ、Aちゃんが好き。いきなり付き合ってって言われても困るだろうから少しでも俺の事意識して？｣

まず連絡先交換しよっか、って言われて勢いのまま交換してじゃあねと手をひらひらさせて屋上から出てった

あまりにも淡々と言うもんだからびっくり
口を挟む隙もなかった

いや、好きって何？
どういうこと？なんで？

1人になって状況理解したら聞きたいことが沢山出てくる

んー、と1人唸ってはある人の連絡先を開いた