偶然出逢った人はアイドルでした2 (ページ12)

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No.61 ページ12

【深澤 said】

翔太が如月さんの事を好き

これは紛れもない事実

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目黒がメンバーに如月さんの話をした次の日

いつも携帯片手に授業終わりそそくさと帰る翔太が珍しく教室に居たから声を掛けた

深｢お前居んの珍しいじゃん、女の子は？｣

渡｢あーやめた｣

深｢体調でも悪い？｣

渡｢いや女と遊ぶのをもうやめた｣

深｢は？｣

思わず声に出た
翔太は驚きすぎだろって笑ってたけど

いやでも冷静に考えても驚くだろ
毎回違う女連れてた翔太がぱったり女と遊ぶの辞めるとか

渡｢いやさー、このままじゃだめだと思ったんだよね。好きな子を俺のものにしたいって、遊びじゃなくて本気で思ったからさ｣

そう言う翔太の顔は幸せそうで、

渡｢んで好きな子出来たからお前とはもう遊ばねーって言ったらビンタ食らった｣

ちょっと赤くなってる頬を見せてきて笑う

好きな子のためにそこまで必死になれるのって良いな、と思いつつ

深｢翔太をそこまで本気にさせる女って誰だよ～｣

冗談交じりに言ったら外を指さした

渡｢あの子｣

指さした先には中庭のベンチに座ってる如月さん

深｢は？まじ？｣

渡｢まじに決まってんじゃん笑この前の目黒の話聞いてうかうかしてらんねーて思ってさ｣

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深｢......ていう話をしたんだよ本人と｣