【ONEPIECE】紅色の拳銃使い（男主） (ページ2)

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1,噂の男ページ2

ここはとある島の西にある…
人が傷つけ合い、歌い、笑う町。

「……嘲りの街、モックタウン
相変わらずだなァ」

呆れるぐらい怒号と叫び声と笑い声しか聞こえねェ
だからこの街には来たくねェんだよなー

｢にしても、今日はいつも以上にうるせェな…おっさん何かあったのか？｣

…てか、八百屋のおっさんもうるさ過ぎて疲れ気味じゃねェか、ヤバすぎだろ

｢ああ、さっきそこの酒場にベラミーの奴が入っていったからなぁ…おおよそ中で大暴れしてんじゃねぇか？｣

｢あっそ、｣

そらァ、うるさくもなる訳だわ、納得。
まあ俺がこんな所で道草食ってる間もどうせあのおやっさんは1人で無茶な潜水を繰り返してるんだろうし、さっさと帰るか

俺は八百屋のおっさんに挨拶をし、船着場から少し離れたところの異様にボロボロになった海賊船の隣の自身の小舟へと向かう。

「見た事のねェ海賊旗だな……
にしても随分ボロボロになっちまってるようで…」

でもまあ、それだけ随分大事にされてるって事か。いい奴らなんだろうなァ……海賊だけど。

するとふと自分の頭上が暗くなる。

｢あっ！そこの小舟のやつ！！！危ねぇ！！！｣

長鼻の叫び声
そしてその瞬間頭に猛烈な痛み。

｢……ってェなぁ…何してんだゴラァ！！！！｣

は！？ぜってェ頭割れた！なんで上から木の板が降ってくるんだよ！？！？ちゃんと注意しながら修理しろよ、バカじゃねぇの！？

｢ヒィイイイイイイイィィィィィイイ！！！すいません！すいません！！！！｣

｢ちゃんと気ィつけろよ！！！あとトンカチの持ち方が違う！！！！！！！そんなんじゃ指にぶつけるぞ！｣