儚 (ページ5)

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blueㅤside

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俺の寝てる間に

子守唄様に聞こえてた中間先生の話は進んで

生徒の自己紹介の話題になってた。

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急いで起きれば聞こえた声の方向に

目を向ける。

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高身長の割にベビーフェイスな顔立ち。

人懐っこい表情を浮かべながら

その子は自己紹介を始めた。

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｢小瀧望です。

誕生日は7月30日なんで祝ってください。(笑)

趣味は出掛けることで

苦手な教科は社会です。

これから1年間よろしくお願いします。｣

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簡素にまとめられたの言葉が耳を擽る。

その子の声に聴き入っていたら

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｢小瀧、よろしくな。

というか小瀧身長高いなあ。羨ましいわ。｣

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｢あと藤井、後で職員室な。｣

中間先生からの悪魔のような囁き。

藤井流星、初日からやらかしました。

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なんやかんやで長いようで短かったLHRも終わって下校時間。

俺の周りには謎にクラスの女子が群がってた。

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｢藤井くんってどんな女の子がタイプなん？｣

｢今度一緒に出掛けへん？｣

と色々な声を掛けてきてくれる女子達に

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｢ごめん、中間先生に呼ばれとるからその話はまた今度な。｣

と女子の輪から逃げ出して先生の元へ向かった。

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亀更新ですが｢儚｣をよろしくお願いします。

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