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pinkㅤside
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チャイムが鳴ったのに空いている席。
誰が座るんやろ。
と思っとった矢先、ドアがガラガラと音を立てた。
皆んなの視線が集まる。
俺もその1人やった。
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自分よりちょっと低いくらいやけど高身長で、
鼻筋が通ってて彫刻の様な顔。
見る人を惹きつけるような凄いイケメンさんやった。
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イケメンくんは
空気を感じ取ったのか
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｢おはよ。｣
と声を出した。
少し鼻にかかった落ち着く声が耳を擽る。
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元の空気感に戻ったら、
クラスの女子達がヒソヒソと話し始めた。
聞く耳を立てれば、
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｢ねえ、今の男子めっちゃイケメンやない？｣
｢後で話しかけてみる？｣
｢いいね。そうしよ。｣
と言う話し声が耳に入る。
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なのにイケメンくんは
焦った様に顔を強ばらせて自分の席に歩いていった。
コロコロと変わる表情に、
何故か惹きつけられてた。
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作者名：淳 | 作成日時：2019年4月27日 1時
