3話 ページ4
あの後、鳴海先生から制服を渡されて蜜柑ちゃんと
隣の部屋で着替えて来た。
鳴「宇宙一可愛いぞー♡」
何故か蜜柑ちゃんを抱き上げてくるくると回っている。
私の所にも手を広げて高い高いをしてくれた。
あれは意外と楽しかった。
そして何だかんだで蛍ちゃんと再会しバスに乗って初等部へ向かった。
広い学園だなぁ………。
なんか校則とかいっぱいありそう……。
蜜柑ちゃんは嬉しそうだけど私は不安ばかりが募る。
やっと着いた教室は何だか騒がしい。
と、友達出来るかなぁ……。
ガチャッ
鳴「はーい、席について〜♡
今日は転校生が居まーす♡」
蜜「佐倉 蜜柑いいます!
よろしく!」
彩『ひ、氷龍 彩黎です……。』
鳴「それじゃ僕は忙しいから副担先生、後はよろしく♡」
鳴海先生が楽しそうに教室を出て行った。
副「え、あ……鳴海先生〜……‼」
すると生徒が物を投げ出した。
その一部がこちらにも飛んできて……。
彩『ひゃあっ……!』
反射的にしゃがんで頭を抑える。
?「イッタァーッ!!!
何するや!
怪我したらどうするや!
彩黎、大丈夫……?」
彩『う、うん……。
でも蜜柑ちゃんが……。』
蜜「こんなんへっちゃらや!
それに約束したやろ?
彩黎は絶対にうちが守るって!」
彩『蜜柑ちゃん………。
ありがとう……!』
副「わ、私は帰ります!
きょ、今日も自習です!
お二人の席は空いている席を使ってください!」
そう言って泣きながら教室を出て行った。
あれは先生としてどうなんだろう……;;
蜜「彩黎、行くで!」
彩『う、うん!』
蜜柑ちゃんと手を繋ぎ窓際の後の席を目指す。
蜜「隣よろしく!」
バサッ
?「あ……。」
蜜「変態痴漢男ー‼
野蛮人っ‼
謝れバカッ!」
急に蜜柑ちゃんが怒鳴り出した。
私は背が低いから必然的に蜜柑ちゃんの背中しか見えない。
というかもはや抱きしめられてるから前が見えない。
彩『み、蜜柑ちゃん……;;
く……るしい……;;』
蜜「ご、ごめん……;;」
彩『ううん……。
正直、嬉しかったから(ニコッ』
蜜「て、天使や〜♡」
彩『蜜柑ちゃん、くすぐったいよ〜……。』
カシャッカシャッ
蛍「売れるわね(キラーンッ」
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