妖狐×僕SSー初めての１人暮らしー (ページ2)

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１話ページ2

『ここが通称アヤカシ館…ね…』
(みて、あの子よあやかし館に入る子。)
(気味悪いわよね。関わらないようにしましょ！)
(注目の的ですね。)
『…そう…ね。』
(終わりました。では。)
『ん。あり…がと…』
『ここの人達と仲良くできるかな…』
？:おりょー？新入りかー？
『……。珠孤神…彩花……。』
？:ふーん( ´_ゝ｀)俺は反ノ塚連勝。一反木綿の先祖返りだ。
『私は…内緒…』
連:じゃあ、部屋案内するからついて来い。
『…ｺｸﾝｯ』
エレベーター
ﾁｰﾝ✩
連:お前の部屋は７階の７号室な。なんかあったら３階の３号室が俺だから相談に来いよー
『……考えとく。』
エレベーター
ﾁｰﾝ
連:じゃあなー
『…荷物運ばなきゃ。』
？:僕が運びます。
『……犬？でも、狐や狼にも似てる…？』
？:彩花様の言うとおりです。
『…あたったの…？』
？:申し遅れました。僕は彩花様のシークレットサービスをしています。鼬院幾斗と申します。
『……幾斗。私のシークレットサービス…。』
幾:はい。
『…でも…私、シークレットサービスとってない…』
幾:それでは、彩花様は僕が必要ないと？
『…ｺｸﾝｯ』
幾:それでは、これで僕を処分してください。
『……処分？……分かった。ゴミ箱ゴミ箱…あった。ﾎﾟｲｯ』
幾:彩花様？なぜ捨てられたのですか？
『……処分してって言われたから…？』
幾:……もしかして僕を馬鹿にしてるのですか？
『……馬鹿にする？…何で？…何だ？…どうして？幾斗…おかしい。』
幾:…そうですか。では、質問です。学校に行った事はお有りですか？
『……学校…？…何それ？…食べ物？』
幾:そうですか。もういいです。彩花様、処分とは消すと言うことです。消す＝人を殺すとも解釈されます。分かりましたか？
『……幾斗は私に殺されたかったの？』
幾:僕は彩花様が必要ないと他の方に使えるのなら彩花に処分してもらいたいと思ったっだけです。
『おい、お前は主人の私に手を汚せと言っているのか？』
幾:彩花様…。目が紅く…。
『私は彩花のもう１人の人格。』
幾:つまり、彩花様であって彩花様ではないと…。
『そうだ。私の名前は、悪葉だ。いいか、もう二度と私を呼び出すな！私は眠りたいんだ』
幾:分かりました。
『ﾌｯじゃあな彩花には内緒だぞ？』
幾:はい。