【黒執事】ー7人の少年・少女はファントムファイヴ家の使用人ー (ページ8)

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1話ページ8

夜中の事が嘘のように青く澄んだ空が広がって
いた。
そして坊っちゃんにとってのいつも通りの
清々しい朝。
季節の性か少し肌寒い風。
僕は………"僕等"は四つ子の兄弟。
4つ下に三つ子の妹達がいる。
僕等7人はファントムファイヴ家で表向きは
使用人、裏では暗殺と坊っちゃんと屋敷を護る
ボディーガードとして雇われた。
今は坊っちゃんの部屋に居る。
理由は坊っちゃんを起こす為だ。
？『『『『坊っちゃん、起きて。
　気持ちいい朝だよ。』』』』
坊？『んんぅ～……分かった………。
　カイ、サク、レオ、ゼン……紅茶……。』
4人『『『『はーい。』』』』
おっと、紹介が遅れたね。
左からカイン、サクヤ、レオン、ゼオン。
愛称はカイ、サク、レオ、ゼンだ。
普段は人の姿だけど月を見ると人間離れした
身体能力と頭脳、力が使える。
ザ『ふぇぇ～!!』
あ、ロア様が目を覚したみたい。
ロア様とは坊っちゃんの妹君である
ザクロ・エルリア・ファントムファイヴの事だ。
僕等はロア様と呼んでいる。
普段は妹達が世話をしているはずなんだけど。
ロア様をあやしているとﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬﾝｯと調理場の方から凄い音がした。
あぁ、きっとあの3人組が何かやらかしたん
だろう。
だから妹達が居なかったのか。
坊っちゃんに紅茶を差し出し、後の事はカイとサクに任せて急いでその様子を見に行った。