プロローグ2 ページ7
?『僕はファントムハイヴに使える使用人……。
四つ子の長男、しっかり者の
カイン・クロニア・セレニティー……。』
?『同じく次男、面倒みのいい
サクヤ・クロニア・セレニティー。』
?『同じく三男!いつでも元気いっぱいの
レオン・クロニア・セレニティー!』
?『お、同じく四男……作戦たてが得意の
ゼオン・クロニア・セレニティー……;』
自己紹介が終わると共にサクヤの持っていた銃で
脳天を撃ち抜いた。
大きな銃声と共に脳天を撃ち抜かれた男は静かに床に倒れた。
その音を聞きつけて男の仲間達が勢い良く
突っ込んできた。
?《《《《《てめぇぇぇ!!!》》》》》
僕達に向けて発砲しようと構えた銃。
それは手に握られたまま落ちていく。
?《《《《《お、俺の手がァァァ‼》》》》》
そして再度静かに床に倒れる。
微動だにしない男達を踏みつけ僕達よりも少し小さい小柄の少女達が入ってきた。
お人形と言われる程の美しく可愛らしい見た目の
少女達は僕達の顔を見ると少し早足で勢い良く
飛びついてきた。
?『お兄様、今日はあっさり終わったのね。』
?『お兄様、この人達脂がのってるわ。』
?『お兄様、床の掃除が大変だわ。』
上からミルロ、ラミア、アリサ。
この子達は僕等の妹達で三つ子の姉妹だ。
コツッコツッコツッコツッ
ミ『あ、セバスチャン。』
ラ『ほんとだ、セバスチャンだわ。』
ア『どうでもいいけどお腹すいたわ。』
セ『アリサ、後片付けが終わったらキッチンに
プリンアラモードを用意してありますから
ご褒美に食べていいですよ。』
ア『わーい。ありがとう、セバスチャン。』
セ『それにしても派手にやりましたね……。』
四つ子『『『『これでもいつもより上品に
したんだけど………………。
だめだった?』』』』
セ『確かにそうですが、出来れば外で
やってほしかったですね。』
セバスチャンは赤く汚れた部屋を見わたすと
深いため息をついた。
セ『これでは後片付けが大変でしょう?
さぁ、朝まで時間がありませんよ。
手分けして片付けますよ。』
セバスチャンのその言葉で一斉に動き始めた。
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