九戦 ページ10
jra side
全員からの個性的な自己紹介をうけ、名前を覚えたあと部屋に案内された
私に充てられた部屋は広く上質な部屋だった
部屋の並びからして幹部と同じ質の部屋だろう
それにしても何故この部屋なんだ？
私は新参者で1番下っ端。地位は低いはず
私がこの部屋である事のメリットは支配下におき、監視が出来ること
だが、この部屋でなくても監視は出来る…となると見張りか
先程から気配を感じる
jra「読書する…か」
気配が近いうちは眠ることが出来ない体質はこうゆう時に厄介だ
1回寝てしまえば熟睡して気配があっても起きない事もあるのだが、眠る前は全くもって眠気が来ない
怪しく写るだろうが体質だからこればっかりは許して欲しい
明日には私のペットを迎えに行く
寂しがったりしていないのだろうか…
私のビアン
直ぐに迎えに行くから
あと、ダクトにいる人はいつまで監視をするつもりかな
ほとんど気配は消えてるけど、そんなものじゃ私は寝ない
視線は私ではなく大量の贈り物の様だけど…
まさか、食べ物か!!
確かに贈り物の中には町で噂のドルチェやパンなんかを貰ったけど食べ物に釣られてるのか？
食いしん坊かよ!!
仕事にも慣れてきた頃だった
違和感に気づいたのは
jra「しんぺい神先生つかぬ事をお伺いしますが…」
snp「ペ神でもしんぺいでも良いって言ってるじゃん」
jra「…しんぺい先生はあっち系の人だったりします？」
そう。同僚のしんぺい先生が男色かもしれないのだ
兵士達の中で顔の整っている人や可愛らしい人なんかを見る目が熱を孕んでいる気がする
snp「うん。俺は男にしか興味ないよ」
やっぱりかー
そんな気はしてた
jra「兵士や幹部に手を出さないで下さいよ？」
曖昧に微笑んでいるしんぺい先生
不味い、これは食われるぞ
jra「しんぺい先生の好み教えてくれたら
snp「本当？」
ガチだな、顔が…
jra「はい。私、人の心を改造出来るんです。最近、声を掛けられる事が多いので有効活用しようかな」
兵士達は護らなければ…
少しの犠牲はしょうがない。改造するから嫌だって思いもない
たまに届くhelpの手紙はしんぺい先生が元凶みたいね
snp「そっか。ありがとうね」
上手く誘導できて良かったです
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