戦う軍医の長期任務【我々だ】 (ページ47)

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四十六戦ページ47

os side

utu『こっちも降伏したで』

zm『…コッチもや』

インカムから流れてくる情報は外交をしていた時の印象とは真逆だった
何がなんでも勝利にしがみつくそんなイメージやったんに

これは何か別の力が働いているようにしか思えない
反乱か？革命か？裏切りか？
大量の思考が頭を埋めつくしては消えていく
ぐるぐると思考を回し続ける

こんなに悩んでるのを知ってか知らずか総統サマは先程までのウキウキとした表情から拗ねた表情に変えていた

gr「戦争じゃないのか!!」

ダンっと両手で机を叩く
戦争の準備の為に嫌いな書類整理頑張っとったもんなぁ
俺かて拍子抜けや

os「なーんか引っかかるめう」

gr「何がだ？」

完璧にへそを曲げてらっしゃる
苦笑いを浮かべて人差し指を立てた

os「あんなに傲慢だった総統がこんなに簡単に引き下がる訳ないめう。あっちに何かあったとしか考えられんよ」

zm『いまから総統の首取りに行ってくるわ。正式な降伏宣言出しとらんしな』

gr「ちょっと待て!!俺も行く」

os「はぁ!?ちょっとグルちゃん、それはさすがに許可出来んよ？」

我慢出来なくなったんは分かるけどそれとこれとは別問題やし、何よりトントンが許さん

gr「トン氏を呼べ、俺が説得する」

グルッペンが粘りに粘った結果がこれだ
心做しかツヤツヤとしたグルッペンにやつれた書記長
ゴメンな、トントン。俺には止められなかってん

──
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見た瞬間「え、どうした？」って部屋で問いかけちゃいましたよ
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