三十七戦 ページ38
ＮＯ side
jra「愚問ですね」
肩を竦めて笑うジュリア
jra「私とアリーチェはスパイだったんですよ。誤算といえば、アリーチェが裏切った事くらいでしょうか」
ari「っバレてたか…」
jra「全くもって使えないですね。私が責任を負わないといけないのですよ？」
ピッとアリーチェを指さし、自分の首を切る真似をする
htr「裏切ったのか」
jra「ええ。最初から貴方達など仲間ではなかったんです」
ひとらんらんが抜刀し、ジュリアに切りかかる
ジュリアはギリギリまで背中を反らして避けるが、間に合わなかった顔の紙が両断され、顔が見える
目を見開いたひとらんらんは蹴りを入れられて帰ってきた
jra「そんなに急がなくても大丈夫ですよ。言ったでしょう？責任を負わないといけないと」
懐に忍ばせていたらしい小瓶を見せびらかすと口に持っていき、傾けた
ari「止めて!!劇薬よ」
zm「間に合わん!!」
jra「bye」
口に含んだジュリアは吐血し、倒れ込んだ
しんぺい神が走って近付き、蘇生しようと試みる
ari「無駄、その薬はジュリアのオリジナル。罪人を毒殺する用に用いられる。私ですら、レシピを知らないから解毒薬は作れないし、存在しない」
その時、窓ガラスが割れ人が飛び込んで来た
その人物は真っ先にアリーチェを狙って切り込む
ari「お前っ」
全員が戦闘体制になるが、アリーチェを助けるものは居らず自衛のためといった具合だった
「お久しぶりです、ノービレ様。いや、今はアリーチェ様ですね。任務に失敗したアリーチェ様に殺害命令が下りました。死んで下さい」
ari「知らないの。私はクルデーレ様の命令しか聞かないんだけど」
「流石忠犬」
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