戦う軍医の長期任務【我々だ】 (ページ35)

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三十四戦ページ35

ＮＯ side

「負傷者出ました!!」

jra「こっち運んで下さい!!」

ついにα国との戦争が始まった
後方支援の部隊は慌ただしく動き回っていた

しんぺい神といえば、「俺も行くー」といい残し、エーミールとともに戦車で出ていってしまった

jra「しんぺい先生はいつ帰ってくるんだか」

結果としては思ったよりも早く決着した
α国が降参したのだ

jra「しんぺい先生まで戦地に行くなんて思ってませんでしたよ」

snp「いやー、血が騒いじゃって」

jra「どれだけ戦争好きなんですか。他の皆さんも普段より元気ですし、戦中なのに国民は活気づくなんて」

snp「でもα国、弱かったね」

jra「そうですね。負傷者はそこそこ居ましたけど、重傷者は少なかったです」

書類をペラペラと捲り、所々書き込んでいく

snp「戦争に勝ったら、褒美を貰えるんだよね。何貰おうかな～」

jra「そんな事言ってましたね。私は欲しいもの無いのでおまかせにしようかと」

snp「おまかせか～。俺も特に思い当たらないからそうしようかな」

そうして話をしていると医務室の扉が開きロボロが顔を覗かせた

rbr「二人とも褒美決まった？」

ari「決まったならこの紙に書いて提出」

ロボロの後ろからさらに顔を覗かせるアリーチェ

顔を隠す2人が並ぶこの状況はかなり面白かった
良く考えれば顔を見せていない4人が集まっている事になる

jra「怪しすぎる。このメンバー」