二十四戦 ページ25
jra side
朝からオペが続きやっと席に着く
あー疲れた
街の中央病院じゃ診れない患者を引き受けるとなると重傷者ばかりでオペに入るのも珍しくない
しかもギリギリの状態の患者ばかりだから気を張りつめていなければならず体力面でも精神面でもかなり疲れる
鳴り続けるアラームを止める方法を短時間で考え抜かなければならないのだ
jra「あ”ぁぁぁ」
snp「いや疲れたね〜。流石に3人はきついわ」
jra「オペはいいんですけどね…」
2人で背もたれに体重を預けて苦笑いする
他から見れば顔の見えない2人が仰け反っているように見えるだろうな
ari「ふう。片付け終わった」
snp/jra「「ありがとう〜」」
そのままお疲れ様と言い医務室から出ていくアリーチェを見送る
若さか？3つの差はデカいらしい
jra「しんぺい先生。私男装しようかと思うんですよね」
snp「詳しく」
jra「襲撃事件あったじゃないですか、私目当ての。しょっちゅうあったら仕事になりませんし、一々相手するのも骨が折れます」
snp「入って数ヶ月だから兵士たちも関わりないしね〜。いいんじゃない？」
jra「トンちゃんに許可取りますね。ついでに紙も外しますよ」
snp「…俺から伝えておくよ。明日から楽しみだな〜。目の保養じゃん!!」
音符がつきそうなしんぺい先生はインカムでトンちゃんに許可を取っているらしい
イケメン…になれるんだろうか
プレッシャーが酷い
あ、そうだ。ついでに変声機をロボロに頼む事にしよう
jra「ロボロ。頼みがあるんだけど」
rbr『どうしたん？』
jra「変声機を作ってほしい。男装をして仕事に就く事になったからね」
rbr『！？へぇ、楽しみやわ。明日には出来ると思うで』
jra「ありがとう。あと、アリーチェに趣味も程々にしろと伝えてくれないか」
rbr『んふふ、分かった』
きっとインカムの向こうでアリーチェが怪訝な顔をしているに違いない
実験も程々にしたまえよ、アリーチェ
snp「許可取れたよ。明日から男装出勤ね」
ルンルンといった効果音があっているだろうね
ハードルが上がっていく…
アリーチェ以外私の素顔を見た人間が居ないのだからアリーチェに私だとバレなかった時点で私の勝ちだ
そう簡単に素顔を晒してたまるものか
しんぺい先生、トンちゃんとどんな会話したかなんて用意に想像つきますよ
＿snp「紙を外すらしい。顔認証で身元を詳しく割れるかも」＿
＿tn「分かった。許可出すわ」＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
