二十三戦 ページ24
ＮＯ side
syp「今日から幹部になります、ショッピです。そこのクソ先輩…コネシマさんの後輩っす」
ヘルメットを被った茶髪の男性
ボソッとコネシマの事をクソ先輩と呼ぶあたり生意気な性格のようだった
kn「いま、クソ先輩って言うたよな？な？」
syp「まさか、聞き間違いやないですか？」
kn「いーや言ったね」
tn「そこまでにせんかい。二人とも」
すかさずトントンが止めに入る
jra「新人さんですね。数ヶ月だけ先輩のジュリアです。怪我や体調不良があったら私かしんぺい先生に言って下さいね」
しんぺい神と自分を指さしながら自己紹介をするジュリア
顔が見えないジュリアに警戒していたショッピだが話せば分かる相手だと理解したらしく
syp「俺の方が後輩なんで敬語は大丈夫っすよ。よろしくお願いします」
jra「あぁ。宜しくね、ショッピ」
握手をしていた
gr「教育係は年齢が同じアリーチェに頼む。アリーチェ、良いな」
ari「…薬の調合が遅れてもいいなら引き受ける。邪魔するなよ、新入り」
syp「先輩みたいに馬鹿でかい声で喋ったりしないんで。心配しないで下さい」
sha「アリーチェ、教育する気無いやん」
キッとシャオロンを睨みツカツカと歩み寄る
ari「下剤盛ってもいいって？」
sha「誰もそんな事言ってないめう〜」
ゾムに至っては腹を抱えて笑っており、緑の目に薄い膜が張っている
jra「止めなさい。アリーチェ、仕事はしっかりとこなそうか」
ari「……分かった」
utu「だいぶ悩んだな」
Prrrrr
snp「おっと俺達は仕事行くよ。急患だ」
jra「しんぺい先生、容態は？」
snp「うーん。もしかしたらオペ入るかも」
jra「アリーチェ、準備しておいて」
電話がなった途端にしんぺい神とジュリアは立ち上がり急ぎ足で食堂を出ていく
廊下からは2人の走る音が聞こえた
eml「流石医療2トップですね。反応が早い」
gr「やはり、教育係は変えるべきか。オペが入ってはショッピが置き去りだな。コネシマ、お前に変える」
ari「それがいい」
Prrr
ari「オペになった。ごちそうさま」
アリーチェが退室し、朝食のメンバーが減っていく
htr「いつ見ても医療組の切り替えは凄いね」
os「命を預かる仕事やからな。全員変わっとるけど頭は良いしな」
utu「ジュリアちゃんは女子にもモテるんよ。この前街の子が城壁まできて手紙渡しとった」
eml「紳士ですからね。ジュリアさんは」
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