二十戦 ページ21
ＮＯside
jra「しんぺい先生〜？図書館ってありますかね」
snp「ぽいのはあるよ。ほんとはエーミールの部屋なんだけど、本がありすぎて図書館なんだよね」
クルクルとペンを回すしんぺい神
jra「話が合いそうです。シャオちゃんに案内して貰います」
snp「それがいいかもね。内ゲバするのも防げる」
jra「それといいコが出来そうなんですけど要ります？」
医務室での会話は兵士たちを震え上がらせるには十分な内容でしばらくの間怪我人が減り、医務室は暇となった
jra「お先に上がります」
snp「はーい。お疲れ様〜」
ジュリアは白衣をきちんと着直すと情報管理室の戸を叩いた
jra「情報処理班長殿。インカムを…」
rbr「ちょっと待ってな」
そこにはパソコンの前に並ぶ鬱先生とロボロ。その奥の小部屋にはアリーチェが薬の調合をしていた
jra「アリーチェ…何故ここに？」
ari「ロボロに場所を借りている。ついでに鬱先生の監視もしている」
決して薬から目を離すことがないアリーチェだがその姿は満足気だ
普段、調合中には気が散ると人を一切遮断するアリーチェだが自分が認めた相手のみ部屋に入れる
jra「随分と懐いたようだね」
ari「ロボロは有能。話も合う」
jra「珍しい。褒めているね」
ari「もういい？気が散る」
ジュリアは肩をすくめた
ロボロがインカムを片手に戻ってくる
rbr「どうしたん？そんな珍しいもの見るような目で」
jra「アリーチェが懐くのは珍しいので驚いていた所ですよ。ロボロちゃん」
utu「その呼び方だとちっちゃい子呼んでるみたいやなぁ。ま、ロボロ小さいしホントの事か」
rbr「やかましいねん!!すまん、ちゃんは辞めてくれんかな」
jra「なら、ロボロだね。インカム直してくれてありがとう」
rbr「ええんよ。コネシマやシャオロンはしょっちゅう来るで」
呆れたようにでもどこか楽しそうに話すロボロ
ジュリアはしんぺい神の内ゲバを思い出し、シャオロンへの対策を考えていた
jra「じゃあね。アリーチェ、ロボロの邪魔にならないようにするんだよ」
ari「邪魔ならない。私の邪魔になるかもしれないけど」
rbr「部屋貸しとんのにそんな事言われるんか…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
