十九戦 ページ20
ＮＯ side
utu「狼さんってまさかの外道ちゃん！？」
kn「嘘やろ!!ぺ神から連絡きて見に行けって言われたから来たけど来て良かったわ〜」
面白いものをみたと言うような2人に顔を見合わせるジュリアとひとらんらん
htr「は？」
jra「はい？」
utu「ジュリアちゃん、ペ神に連絡したやろ」
kn「しかも狼さんに捕まったって言うた後切ったやろ？」
jra「あぁ、はい。イフリートに捕まってしまったので仕事に遅れる事を伝えようと…」
3人は納得したように頷いた
utu「ペ神の勘違いか…」
kn「ひとらんが狼やと思ったわ」
htr「コネちゃん？」
jra「ひとらんらん様方は仲がよろしいんですね。羨ましい限りです」
戯れる3人にそんな言葉を投げかけた途端に鬱がジュリアに近付く
utu「僕と親密になりたいなんてジュリアちゃん、大胆やなぁ」
jra「言ってません。そんなにしんぺい先生の所行きたいなら言って下さればいいのに」
そう言って笑みを浮かべるジュリア
その口元はオスマンが外交の時に見せる笑みと似ていた
htr「マンちゃんそっくり」
utu「照れ隠し？」
jra「鬱先生。この指見てて下さいね」
kn「ちょ、ちょっと待て!!大先生がペ神の餌食になってまう!!」
utu「それはいやや!!」
見覚えのある白衣と紙を付けた部下が走ってくる
ari「お前ら何してるの。ジュリア、しんぺいさんが呼んでる」
jra「呼びにこさせて悪いね。ありがとう」
アリーチェは鬱を睨みながら片手で横腹をつついている
ジュリアは転がっていたインカムを拾うと医務室へ歩き出した
ari「ロボロがインカム直すから持ってきてって連絡来た。ロボロの所に寄ってから行って」
jra「あぁ、分かった。それじゃあ、外道ちゃんとコネちゃんまたね」
ジュリアは去り際に爆弾を落として行ったらしい
ari「なんで名前呼び？」
kn「俺は何も言ってないぞ！？」
htr「俺も」
ari「お前か。鬱先生」
つついていた手を拳に変え、蛇を眼前にもってくる
鬱は情けない声を上げながら弁解していた
utu「ちゃ、ちゃうやん。アリーチェちゃん、まずは落ち着こ。な？」
kn「さっきジュリアの事口説いてましたよ。有罪じゃないですか？」
ari「死刑。さて、クレオパトラと被験どっちがいい？」
utu「有罪すっ飛ばして！？蛇か毒で抹殺するつもりや!!たちゅけてー!!」
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