十四戦 ページ15
jra side
昼下がりにお茶会を開く者達がいた
メンバーはアリーチェ,ジュリア,オスマン
の3人と何を嗅ぎ付けたのかグルッペンが揃っていた
ari「総統閣下がなぜこのような場所に？」
gr「甘味とオスマンの紅茶の匂いがした」
ari「知ってますよ、書斎に書類が山になってるの」
gr「な、なんの事だね」
なんていいながらドバドバと砂糖を追加するグルッペンの手を横目で止め、アリーチェを目で叱る
jra「それ以上はストップですよ。糖尿病になります」
にこやかな笑みを浮かべてグルッペンから砂糖を取り上げ、一緒に前に置かれたケーキも没収しようとするジュリア
gr「あぁ!!それだけはやめてクレメンス!!」
os「それはやめたって。グルちゃんの楽しみだから。書類砂漠のオアシスだから」
必死に頼むグルッペンの味方をするオスマンの可愛さに負けたジュリアは皿を2つに増やして返す
jra「総統閣下、威厳が無いのでおやめ下さいな。その砂糖水に近い紅茶は没収ですが、代わりに私のケーキを」
キラキラと目を輝かせている総統は物凄い勢いで首を縦に降っている。首もげますよ
2人と同じく甘味が好きなアリーチェからの視線が痛いが喜んで居るので良しとする
os「女医さんはケーキ嫌いなん？」
jra「嫌いと言うほどじゃないですが、生クリームなんかが苦手でして…ガトーショコラやタルトは食べられるんですがね」
苦笑いを浮かべて紅茶を頂く
os「シッマも甘い物苦手なんよ。趣味合うかもな」
jra「そうだったんですね、未だに警戒されていて話した事ないんですよ。喫煙者みたいですし、今度話しかけてみます」
os「それがええかもな」
gr「なぁ、ジュリア。いつまで俺達のことを役職呼びするつもりなんだ？」
ari「確かに。しんぺい神様はしんぺい先生でシャオロンはシャオちゃんですし、シャオロンと一般兵にはタメ語ですよね」
くっそ、余計な事を言うんじゃない
総統閣下の目が光ったやろ
gr「ほう。俺はグルッペンで構わないゾ」
jra「総統閣下です」
gr「大先生の様に呼んでも構わない」
jra「…グルッペン様」
gr「敬語もいらん」
これはシャオちゃんと同じ様に呼ばないと終わらないな…
はぁｯ!!めんどくさい!!
jra「グルちゃん。これで構わないかな」
gr「あぁ。大いに満足だ!!」
ご機嫌だな。粘ったな…
os「1回でいいから、マンちゃんって呼んでくれん？女医さん」
jra「女医さんをやめて下さるなら」
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