戦う軍医の長期任務【我々だ】 (ページ12)

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十一戦ページ12

ＮＯside

rbr「ちょっと待って」

右耳に着いたインカムを押さえて何かを聞いているロボロ

zm「どうしたん？」

rbr「部下から報告。ここに盗聴器が仕込まれてるらしい。今の会議内容聞いて動き出してる奴がおる」

ロボロはポケットから盗聴器を探り当てる機械を出し、特定を始めた

kn「はぁ！？どこに仕込まれとんねん!!」

rbr「多分、椅子の裏や」

大きく音がなり、小型の盗聴器が見つかる
受信範囲は狭く、この城の中に侵入者が居ることを示していた

htr「女医さんが危ないんじゃない？会議内容は女医さんだよ」

kn「グルかもしれんやんけ。戦闘出来ないちゅうのも嘘ちゃうん？」

htr「何言ってるの」

一触即発の雰囲気なったその時、総統は威圧をかけて2人を黙らせた

gr「…様子見だな。ロボロ、盗聴器をここに繋げ。これであの女医の本性を炙り出せる」

snp「いいよ。今は病人も怪我人もいないから」

ロボロは戸惑いつつも医務室のカメラ映像を繋げた

そこには複数人の男がジュリアを取り囲んでいた
ジュリアは困惑した様に見える

jra『患者…じゃなさそうだね。一体なんの御用かな』

『我々国初の女幹部、しかも後方支援で弱い。人質にするほかない』

jra『私、出世したんですね。その報告が怖い顔したお兄さん達だとは珍しい事もあるもんだ』

そう言ってケラケラと笑うジュリアに1人の男が走っていく

ジュリアは男が突き出した拳を半身をずらして避けると男の力を利用する形で地面に叩き付けた
あとの何人かも同様に叩きつけるとその辺にあった拘束具で動きを封じる

gr「ほう」

kn「やるやんけ」

jra『さて、あと1人な訳ですけどちょっと改造させて頂きます。貴方の国の事を私の上司…同僚でしたね、に話して頂かないと』

htr「もう迎えに行って良いんじゃない？」

snp「俺も行ってくるよ」

utu「僕も行(」

sha「お前は駄目や。俺が代わりに行く」

3人が会議室から出たあとオスマンだけが改造した男に抱きつかれるのを阻止しているジュリアをじっと眺めていた