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やめて、言わないで
Aが隣に居てくれるだけで幸せなんだ
お願いだから俺の隣に居てよ
そんな願いを込めてキスをした
海にいる時も、旅館でご飯を食べている時も、Aに何も悟られないように演じた
大丈夫、一応ドラマ経験だってあるんだから
最後かもしれないこの時をAに悲しい思い出として残したくない
せめて、人生で最高に楽しかった日にしてあげたい
俺の腕の中で眠るAに心の中で問う
ねえ、何が正解？
Aを守る1番の方法はもしかしたら離れる事なのかもしれない
Aが別れると決めたなら俺に引き止める権利はないのかな…
いくら考えても答えが出ることはなくて、すぐに朝が来てしまった
普段はAの方が早く起きて朝食を作ってくれるから寝顔を見れるのが新鮮で思わず写真に収めた
職業柄写真は撮ってこなかったけど今日くらいはいいよね
最初で最後の〇〇の写真だから
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作者名：あやんちゅ | 作成日時：2021年2月4日 21時
