ヘルパーさん ページ16
＿
「・・・ん！」
「はい、ありがとう。今日は学校でなにしたんかな？」
家に帰ったら、荷物を下ろす。
鍵は亮ちゃんが持っとるから
それを借りて、家の中に入れてもらう。
一緒に手洗いうがいをしたら
まずは学校の連絡帳をチェック。
俺に手渡すのは、ずっと前からやから
亮ちゃんは、自分からくれる。
今日は、数の勉強をしたみたい。
「給食は？魚か。
亮ちゃん、お魚食べたん？美味しかった？」
今日の給食は和食。
いつも、夕飯と被らんように、必ず確認する。
「･･･りょ、･･･おさかなあ！」
「うん。お魚食べたんやろ？美味しかった？」
「・・・んー・・・」
ちょっと恥ずかしそうに笑うイケメン君。
でもどことなく眠たそうな気も。
今日は、体育もしたって書いてるから
疲れたんかな？
体育は、知的クラス全員でやってるらしいから
亮ちゃんは疲れて眠くなる。
１年生の中でも１番重い部類の障害やから
加配の先生と一緒に、頑張ってるて言うとったな。
「よし！亮ちゃんお買い物行こっか！」
一通り連絡帳に目を通したら
今度は、夕飯の買い出し。
上手に靴を履けたところで、しっかり手を繋ぐ。
スーパーは、バスが止まる公園とは逆の方向に、約５分。
途中であった、野良猫にびびりながらも
なんとか目的地に到着。
「ないない！おうちー！！」
「だいじょうぶ。もう、どこにも猫さんおらんやろ？」
半べそかきながら入ったスーパーは
まだまだ空いてる方。
あんま、人がいっぱいの中に行くと、吃驚するから
この時間は狙ってのこと。
「ほら、亮ちゃんも一緒にこれ押して？」
「いやあ！」
「嫌なん？猫めっちゃ引きずるやん。
じゃあ、今日は手繋いどこ！」
でも今日は、さっきの猫に怯えてもうて
いつもは喜んで押してくれるカートも
めっちゃ嫌がられた。
片手は亮ちゃんと繋いで、もう片方の手でカートを押す。
これもなかなか高度な技やで。
「今日はなにがええかな。あっ！挽肉半額やん。ハンバーグにしよ！」
＿
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ayaka(プロフ) - 蒼乃碧さん» 初めまして、コメントありがとうございます。少しでも、障害や障害者に対する理解が進み、差別の無い、誰に対しても優しい世界になればと言う願いで、書いています。こんな駄作者ですが今後ともよろしくお願いします。 (2019年4月19日 17時) (
レス) id: 64f831f142 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - 初めまして！私にも亮ちゃんとは種類は違えど障害のある娘がいます。安田さんみたいなヘルパーさんが居てくれたらいいのにな…と思いました。 (2019年4月19日 5時) (レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
ayaka(プロフ) - ゆめいろさん» コメントありがとうございます。少しでも、障害理解を深めて頂きたいと思って書いているので、とても嬉しかったです。こんな駄作者ですが、今後ともよろしくお願いします。又リクエストなどありましたら、コメント欄にてお願いします。 (2019年4月4日 16時) (レス) id: 64f831f142 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめいろ(プロフ) - 読ませて頂きました。障害のある方との生活やヘルプマークの存在を知ることが出来ました。ありがとうございます。この作品がたくさんの方の目に止まると障害のある方やその御家族さまも生活しやすくなると思いました。偉そうにすいませんでした。 (2019年4月3日 19時) (レス) id: cf352e0ebb (このIDを非表示/違反報告)
yellowレンジャー(プロフ) - ありがとうございました！ (2019年3月29日 13時) (レス) id: 30650f1105 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayaka | 作成日時：2019年3月18日 15時
