体育館倉庫の扉を開けたら…年下幼馴染と大っ嫌いな同級生がキスしてました (ページ23)

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小｢過去編です！（１９話）｣ページ23

けんちゃんは顔はイケメンだからなのか、

女の子にモテモテだった。

でもけんちゃんはその子達に興味を示していなかった。

そんな中、唯一彼の隣に居れるのは、

私だけだった。

やっぱり私だけとなると、

少しは妬まれるもの。

でも、けんちゃんと一緒に居られるのなら

これくらい平気。

だったけど、

ある日

私は女の子数人に囲まれていた。

今日は何をされるのだろう、と少し怯えてた。

その瞬間

私の視界は真っ暗になった

貴｢何！？何してるの！？｣

私はパニックになってしまった。

そして、床に打ちつけられる感覚

そして、

ｶﾞﾁｬｯ

と

鍵が閉まる音。

私は一瞬で理解できた。

閉じ込められたのだ。

貴｢誰か！誰か助けて！｣

私は叫んだ。

けれど、そんな声届きやしない。

外では私を閉じ込めた人達の笑い声が聞こえる。

嫌だ。嫌だ。助けて。誰か。誰か。

お願い。誰か。

その時

ｷｨｯ

と

ドアの軋む音が聞こえた。

貴｢だ、れ…………？｣

？｢えっと…………大丈夫、ですか？｣

その人の声は、とても優しく、温かい声だった。

視界を塞いでたものを外し、外へ出してくれる。

貴｢あの…名前は…？｣