7人のsupermanたちともう1つの未来 Ⅰ (ページ35)

今日:2 hit、昨日:12 hit、合計:67,164 hit

#15-2 ページ35

「う、わぁ！？？ちょ、もう！みゅーとくん！」

噛まれたのだ、みゅーとくんに首筋を。
びっくりして、思わず身を引いてしまう。

「んー、どうしたのー、A。すっごくいいにおい。」

だめだ、完全に酔っ払いだ。噛み癖あるのは知ってたけど、いざ自分がやられるってなるとびっくりする。本当に！！

「こら、美勇人。酔いすぎだぞ。とりあえずお前は水飲め。そんで、Aはこっちおいで」

そう言って佑くんが席を代わってくれて、モロ兄と佑くんの間に座り直す。

「んあーー、さなぴー、うるさい！おれはおみずのまないし！よってないし！」

そう、子供みたいにぐずるみゅーとくんに無理矢理水を飲ます佑くん。慣れてるな(笑)

「A～、びっくりしただろ？大丈夫か？」

そう言いながらモロ兄が頭を撫でてくれる。なんてイケメンなの、モロ兄……！

「もう～、本当に美勇人はしかたないな(笑)」

なんて言いながら謙太郎くんもみゅーとくんの介抱を手伝ってるけど、半笑いなのバレてるかね⁇絶対楽しんでるでしょ⁇

「Aーー、Aはおれのことすき？」

そうおっきな声で聞いてくるみゅーとくん。もう完全にだめなやつ(笑)

私も大学生やってたからある程度の飲み会は行き慣れてるからわかるけどこれは真面目に答えるだけ馬鹿なやつだ。適当に返事するに尽きる。

「はいはい、ちゃんとみゅーとくんのこと好きよ」

「やったあ！えへへ、おれもAのことすき！だいすき！」

やばいね、えへへとか可愛すぎるし、酔ってるからかさっきからずっと喋り方も幼い。
めちゃめちゃかわいい。特にみゅーとくんは慧ちゃん、顕嵐、レオの学生トリオと違ってこうして言葉にして愛情表現することがあまりないから余計にかわいい！！

「まったく、美勇人は(笑) こいつ、好き放題して結局寝てるし(笑)てか、A！あんまり軽く"好き"なんて言うなよ！」

そう言って軽く注意する佑くん。パパじゃん。

「大丈夫だって！仲良くない子にはそんな言わないもん！」

そう言う問題じゃない！って佑くんがボヤいてるけど、軽く流す。こうなったら長いんだもん！！

「美勇人も、潰れちゃったし、そろそろお開きにしようか」

そう言って謙太郎くんが締めてくれた上に、さっきお会計までしてくれてたみたい。どこまでイケメンなの、、、！