#13-3 ページ29
番組が無事に終わって片付けや挨拶を終えてLove-tuneの楽屋に向かう。正直、もしかしたら何人かのメンバーは帰ってるかもしれないけど、どうしても直接おめでとうって伝えたかった。
楽屋をノックして返事があったから名前を告げて中に入る。
「みんな、おめ「A！！俺たちやったよ！！どうしよう、すごく嬉しい！！」……みゅーとくん」
おめでとう、そう告げようとしたらみゅーとくんが遮ってきて抱きついてきた。それだけ喜んでるんだろうな。
「ね、本当にすごいよ！！おめでとう！！」
「Aおかげだよ！！ありがとう！」
「いや、レオ何言ってるの！みんながいつも努力して努力して掴み取った第一歩じゃん！私何もしてない！！」
そう伝えると、みゅーとくんと一緒になって抱きついてくるレオ。
「そんなことない！俺、知ってるよ。Aが俺たちLove-tuneのためにたくさんたくさんお仕事頑張ってくれてたこと」
レオ…。この子は本当にいい子だ。計算なんかじゃなくて周りを見て気を遣える優しい子。
「ふふ、ありがとうね。でもね、私がしたのは本当にあくまでもサポートにすぎないから。やっぱりこれはみんなの努力の証だよ」
そう言って未だ抱きついてるレオの背中をトンと軽く叩く。
「もー、Aはさ、本当に謙遜しすぎ！これは俺たちLove-tuneとAが掴み取った第一歩！それでよくない？」
「そ、うだよね、うん！これは私たち8人の第一歩だよね！！ありがとう、謙太郎くん」
「よし、じゃあ、さなぴーに動画送ろうよ！」
そう言ってケータイの動画機能を出す慧ちゃん。この人たち本当仲良いな！！
ていうか、、
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作者名：愛音 | 作成日時：2019年4月4日 12時
