7人のsupermanたちともう1つの未来 Ⅰ (ページ25)

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佑くんが舞台の地方公演で福岡と広島に行くことになった。福岡は私の出身地でLove-tuneとSixTONESのサポーターっていうこともあって、付き添いの話も出てたみたいだけど佑くんが丁重にお断りしたらしい。

少クラの生放送もあるし、Love-tuneが結成された今が1番大事な時期だから俺1人よりもみんなを支えてあげて欲しいって。

確かにまだ事務所的にも世間的にもLove-tuneが7人編成で認められているかといえばそれはかなり怪しいところでもある。それはサポーターとして私が今最も感じていること。

だけどみんな俺たち7人でLove-tuneだって信じてずっとレッスンを重ねてる。そんな彼らを間近で見てる分早く認めてもらえるように私も交渉やお仕事を見つけては来てるけど手応えとしてはまだまだ微妙だ。

そして今日は佑くんが出発の日。

「さなぴー、爪痕残してこいよ！」

「あ、あと、お土産忘れないでくださいね！もみじ饅頭と、もつ鍋セットね！帰ってきたらみんなでお鍋しましょう！」

スケジュールの関係上、お見送りに来れたのは謙太郎くんと顕嵐。

「ああ！お前らも少クラ頑張れよ！録画しとくから(笑)
あとー、Aのご両親にもしっかり挨拶しとくな。娘さんを僕にくださいって」

でたよ、佑くんのたまにあるダル絡み(笑)
私のこっちの世界でのママは河合くんのファンで公演を見に行くらしい。

「もう、本当に余計なことは言わないでよ？とりあえず元気なことだけ伝えといてくれたらいいから！」

「そうだよ、さなぴー。Aはまだ誰のものでもないんだから」

謙太郎くんの"まだ"って言葉にすごい悪意を感じる、、、。

だって、こんだけJr.に囲まれてたら自然と目が肥えちゃうんだもん！！

「とにかく！ほら、もう飛行機の時間になっちゃうよ！体調崩したり怪我とかには気をつけてね！佑くんなら、やりきれるって信じてる」

「おう！」

そう返事をして私の頭を撫でて搭乗ゲートへ向かう佑くん。