LDH short story

KAZUKI ページ47

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私の手を握って昼寝をしている和希。
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ファンの方やスタッフさんからは、普通に天然なだけでシャイな人だと思われてると思うけど実際は真逆。
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今みたいに寝るときは絶対隣にいないとダメって言うし、シャイなところなんて１つもない。
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暇になって片手でスマホを触っていたら、繋いだ手の力が少し強まった気がした。
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『おはよ』
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そう言うとふにゃっと笑って腰に巻きついてきた。
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撫でて、というようにすりすりしてくる。犬みたい。
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『髪さらさらだねえ』
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幸せそうに笑って頷いている。
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急に起き上がったかと思ったら座っている私に抱きついてきて
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「A好き〜…」
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『今日いつもに増して甘えたさんね』
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「いいじゃん」
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『…外での和希のシャイっぷりが嘘みたい』
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「Aの前ならいいの」
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「Aもこうしてられる時間好きでしょ」
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『うん』
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「Aこそ本当にシャイだからさ、甘えたそうなのに全然甘えてこないじゃん、？
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『え、』
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図星。
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まさか天然な和希がわかってたなんて。
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「だからさ、Aもわがままとかどんどん言ってよ」
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目を覗き込んで優しい声で話してくれた和希。
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じゃあ今日は少し甘えて…
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『じゃあ…もっとぎゅってして』
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言い終える前から私の体に腕を回してきた和希。
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さっき私がしてたみたいによしよししてくれて、
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「…こんなので足りるの？」
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『…足りない、って言ったらどうするの』
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すると少し悪い目をして
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「お望み通りに」
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KAZUKI × 甘えた
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リクエストありがとうございました。

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