登坂広臣 ページ35
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クリスマスの朝。
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隣を見たら昨日は一緒にいられなかったはずの広臣が寝息を立てていた。
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寝返りを打とうと体を動かすと、首元に冷たい感触。
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手で触れていると、私が欲しいと言っていたネックレスだった
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『広臣…』
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私が寝ている間に来て、そっとつけてくれたと思うととても嬉しかった
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『おーみ、』
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ありがとうを言いたくて声をかけてみても全く起きる気配がない。
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寝ているのをいいことに、頰に軽くキスをして、朝の支度に取り掛かろうと思ったら
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『…⁈』
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「そんなことしといてほっとくつもり?」
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ねていたはずの広臣が、私の腕を引っ張ってベッドにひきずりこまれた
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『え、あ、これありがとう』
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「うん、それは聞いてた」
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『え、いつから起きてたの』
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「で、俺になにした?』
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全然答えになってないけど
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広臣に押し倒されてるようなこの状況、このままだとやばい
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『手が当たっただけ』
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『今日も仕事なんでしょ、準備するから離して』
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「やだ」
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「しかも仕事って言ったの嘘ね」
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悪戯な笑みを浮かべて私に抱きついて横になった広臣
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『え、じゃあ今日オフってこと?』
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「そーゆーこと」
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「だからさ、今日はAが行きたいって言ってた夜景が綺麗なとこも行こ」
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嬉しくなって、私も軽く抱きしめ返した
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久しぶりの雰囲気になんだか照れてしまう
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「なに1人で照れてんの」
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『照れてない』
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「ねえ、」
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その声に顔を上げると、色気を纏った広臣の目に射止められた
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「俺昨日寝込み襲いしず我慢したんだけど」
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「ご褒美もらっていいよね」
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そして夜は、広臣がつけた赤いマークを隠してお出かけした。
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lunetta(プロフ) - ふわりさん» ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします! (2019年4月9日 17時) (レス) id: cccbfdc3e5 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり - すごく素敵でした!また、リクエストよろしくお願いします♪ (2019年4月9日 13時) (レス) id: a8ff325b20 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり - lunettaさん» よろしくお願いします♪楽しみに待ってます! (2019年4月6日 18時) (レス) id: 9ed4d1287d (このIDを非表示/違反報告)
lunetta(プロフ) - ふわりさん» 了解しました。次の更新はそのお話にしますね! (2019年4月6日 9時) (レス) id: cccbfdc3e5 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり - lunettaさん» 夜分遅くにすみません…(⌒-⌒; )では、GSさんの嫉妬とKAZUKI君の甘えたをお願いしてもよろしいでしょうか?(>_<) (2019年4月6日 2時) (レス) id: 9ed4d1287d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lunetta | 作成日時:2018年5月28日 20時