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突然何を言い出したのか、状況が理解できてない私にかまわず、話続ける和希。
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「今日A見たとき、そのピンクの浴衣、似合ってて可愛すぎて、色っぽくて、他のやつに見られたくないと思った。」
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「それで俺のだ、って見せつけるために手繋いでたけど、周りの奴らみんなAのこと見てたから…」
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『ちょ、そんなことないって』
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「そうやって無防備なところが心配なの！」
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私の頭を撫でて、ぐっと距離を縮める和希。
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『…っ// 近いって//』
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鼻と鼻が触れそうな距離で、ふっと怪しく笑った和希。
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「普段はあんなにクールなAでも、こんな可愛く照れたりするんだね」
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そういって、またキスしてきた。
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さっきとは違う、大人なキス。
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『…んんっ…かず…き…っ///』
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すぐ苦しくなって、彼の胸板を軽く叩く。
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「そんな可愛いかっこ、俺の前でしかしちゃだめだからね。」
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『…はぃ///』
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たまには浴衣で、もいいじゃん？
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なんて言って、浴衣をはだけさせる和希。
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引き締まった身体に汗が伝って、彼の色気を一層掻き立てる。
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「…愛してるよ」
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『…こんな時に言うの反則』
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「こんな時じゃないと言えないから笑」
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そう言って、いつもの笑顔で笑って、抱きしめられた。
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そしてそのまま、愛し合った。
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「Aー。朝だよー。」
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隣から話しかけてくる和希の声で目がさめる。
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『ん…まだ眠い…』
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寝返りをうって、彼に背を向けた
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「…A…浴衣はだけたまんま。」
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『…んぅ…』
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睡魔に負けた私はそんな彼の言葉きいてなかった。
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「襲っちまうぞまじで…」
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やばい、と思ったときには遅かった。
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『んんっ…///』
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こんな朝からキスされた。
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『そんな色っぽいAみたら我慢できないから』
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照れ隠しのように私を抱きしめて、首筋にキスしてくる和希。
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「…すき。」
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『あたしも。』
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私が珍しくそんなことを言ったからか、一瞬驚いた顔をした和希。でもすぐに、
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「へぇ、今日そういう気分なんだ？」
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『ちがっ、そういう意味じゃ、』
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「はいはいわかった今日は一日離さないから」
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そういってまた二人で愛の渦に飲み込まれていく。
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今日は彼から離れられそうにない…。
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lunetta(プロフ) - ふわりさん» ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします！ (2019年4月9日 17時) (
レス) id: cccbfdc3e5 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり - すごく素敵でした！また、リクエストよろしくお願いします♪ (2019年4月9日 13時) (レス) id: a8ff325b20 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり - lunettaさん» よろしくお願いします♪楽しみに待ってます！ (2019年4月6日 18時) (レス) id: 9ed4d1287d (このIDを非表示/違反報告)
lunetta(プロフ) - ふわりさん» 了解しました。次の更新はそのお話にしますね！ (2019年4月6日 9時) (レス) id: cccbfdc3e5 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり - lunettaさん» 夜分遅くにすみません…(⌒-⌒; )では、GSさんの嫉妬とKAZUKI君の甘えたをお願いしてもよろしいでしょうか？(>_<) (2019年4月6日 2時) (レス) id: 9ed4d1287d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lunetta | 作成日時：2018年5月28日 20時
