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家に帰ると、もう飛雄が帰っていた。
『ただいま』
飛「兄さん、おかえり。聞いた？来週の火曜青城と練習試合！」
『おー、聞いた聞いた。飛雄セッターで出るんだってな』
飛「それなんだけどさ、条件付けたのって兄さん？」
『？条件ってなんだよ』
飛「あ、いや。何でもねー、もう晩飯だって」
『分かった』
俺はあたかも何も知らないフリをする。
それぐらいいーだろ、俺はお前が嫌いなんだから。
今日の晩飯は麻婆豆腐だった。
甘党の俺からしてみれば、少し辛かった。
飯を食べ終え、リビングでゆっくりしていると飛雄が話しかけてきた。
飛「あのさ、今日兄さんのこと先輩とか日向に話したんだけど…」
は？
俺のことを話した？
意味分かんねー、何で勝手に俺のことペラペラ喋るんだよ。
＿＿なんて言葉は心の奥底にしまっておく。
『おう、そんで？』
飛「俺、兄さんのことできるだけ詳しく説明した。
俺より背え高いとことか、リベロですげえ上手えとことか、兄さんが上げたボールは絶対セッターの真上に返ってくるとことか、それから＿＿＿＿」
もう理解不能なんだけど。
何でそんなに俺のこと自慢気に話す？
どうせ努力しか出来ない凡人って思ってるくせに。
そんなの聞いてると、余計腹立つんだよ。
余計イライラすんだよ。
余計お前のこと嫌いんなんだよ。
飛「で、それ言ったら、キャプテンが"天才"だなって言ってくれてさ！
俺、すげえ嬉しかったんだよ」
＿＿＿＿飛雄、俺はお前が分からない
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紅(プロフ) - いつも更新される度にとても楽しく読んでいます！ 最後の影山兄の台詞が凄く格好良よくって好きです！続き楽しみにしていますね！ (2020年9月24日 15時) (
レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
国見ゆず(プロフ) - 続きとても気になります！更新頑張ってください！ (2020年9月22日 7時) (レス) id: 948a88187f (このIDを非表示/違反報告)
彩嘉 - 蘭さん» ありがとうございます！！更新頑張りますね。 (2020年8月30日 21時) (レス) id: 3b2587e114 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き楽しみにしてます！ (2020年8月30日 18時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩嘉 | 作成日時：2020年8月30日 2時
