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私は ページ12

「とても家族思いな温かい家庭ですね」

私はそれくらいしか言うことができなかった

「Aさんは家族との思い出とかありますか?」

私は一瞬で思考した。黄昏には劣っても、私だって西国で腕利きのスパイだ。作り話くらいはすぐにできる

「、、私も両親を早くに亡くして、親戚に預けられました。兄が医学部で勉強をしてくれる傍ら、毎日私の勉強をみてくれた事が思い出ですかね、、堅苦しいですね」


「いえ、僕たち少し似ていますね」


その時にユーリさんは初めて私に向かって笑ってくれた



その後私はwiseに戻った。久しぶりに他人の家族を羨ましく思ったからか、私の内ポケットにある兄の認識票を取り出してしまった。スパイになった日に全て“私”に繋がるものは消した。ただ、家族写真と兄の認識票は消し去ることができなかった。家族写真は厳重に梱包して西国の我が家のお墓に取っといてあるが、これだけは肌身離さずお守りのように持っていた。






「お前まだそれを持っていたのか」








「従兄さん」




「スパイに私情はいらない、何度も言っただろ。いつまでも過去に固執するな。それが最後月夜の足を引っ張る」



黄昏が言ったことは正論だ。スパイなら全て捨て去らなければいけない。私はただ地面を見ることしかできなかった。








「ただ、お前の気持ちもわかる」


 





スパイになって、黄昏に初めて言われた。


今まではスパイなんだから全て捨てろ。月夜が出来ないなら俺がやるから渡せ

そう言われてきたが、私は初めてwiseで従兄さんいや、兄の顔を見た

癒しの時→←家族



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設定タグ:SPY×FAMILY , ユーリ・ブライア   
作品ジャンル:恋愛
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kaori - 面白いです!更新頑張ってください! (1月5日 14時) (レス) @page22 id: 4e118e04d2 (このIDを非表示/違反報告)
- 設定 ユーリ妹ww (2023年4月9日 11時) (レス) @page1 id: a6b91f29d4 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - ありがとうございます、ミスってました (2022年6月27日 18時) (レス) id: 9ec3a12c2a (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグたってますよ〜 (2022年6月26日 19時) (レス) @page9 id: cfb8f06f65 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - オリ〇ナルフ〇グたっていますよ (2022年6月26日 18時) (レス) id: b328ff78c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たこやき | 作成日時:2022年6月19日 3時

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