シスコン野郎を落とすのなんて無理じゃね？ (ページ4)

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接触ページ4

せっかくユーリ・ブライアと接触できたのに易々とこの機会を逃すわけにはいかない、、そう思った私はヨルちゃんとアーニャちゃんに別れを告げて、ユーリ・ブライアを追いかけた。

案外そう遠くはいっておらず簡単に追いつけることができた

「ブライアさん待ってください、一緒に駅まで行きましょうよ」

そう私が持ちかけると、ブライア君は顔を顰めた。姉がいないとここまで愛想が悪くなるのか、まぁ秘密警察なら愛想が悪いことがむしろ天職だろう。

、、それにしてもこの人女の人が隣に来たにも関わらず一歩も大きいし、歩く速度が速いんですけど、、

「ブライアさん歩くの速いですよ、一緒に帰るんですから少しゆっくりしてください、」

そう言ったものの、一切様子が変わらずスタスタと歩くブライアさん。これは一本縄ではいかないな、、

あぁハンドラーさんなんでこんなにも難関な任務を、、、こんな堅物夜帳の方が落とせそうなのに、なんで私？

「あの、外交官の仕事ってどんな感じなんですか？」

「普通に他国との交渉ですよ」

嫌そうに冷たく簡潔にそう答えた。
この人会話のキャッチボールする気あるの？

「そうなんですね、早く東西平和が実現してほしいな〜」

危険なセリフを言うとこの人普通に秘密警察のオーラを出してきてる、、案外単純なのか？

「これでも医者なので戦争が起こって軍医として駆り出されて負傷者の手当するのすごい辛いんですよね、、私の家族も戦争で亡くなってますし、、」

「そうならないようにするのが外交官の仕事ですから、安心してください。僕は姉さんがいるこの国を守るために頑張っているので」

シスコン隠せてねぇぞ

「頑張ってください、あらもう駅に着いてしまいましたね、ブライアさんはどちらの方向でしょうか？」

「僕はこちら側です」

「そうですか、ならここでお別れですね、さようなら」

そういって私はターゲットから離れてハンドラーさんがいる所へ向かった。

メモ
ユーリ・ブライア
シスコン姉以外の人に興味なし
東西平和の話は禁句？
同情を誘えるかも？