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父の生き写し ページ3

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" A "






お父さん…?






" 俺がお前に言い続けてきたこと、それはなんだ。
お前が黄色い頭の少年に話したこと、それはなんだ "






「 泣いてもいい、逃げてもいい。ただ、諦めるな 」






" 痛いだろう、苦しいだろう。でも諦めるな。

お前はなんのために鬼殺隊に入ったんだ。
守りたいからだろう!仲間を、家族を!

君の姉たち、仲間の死を無駄にするな。

最後まで戦え。お前ならできる。
父さんと母さんが最大限に力を貸す。


______ 仲間を信じて戦え!"



" ずっと、最後までそばにいるわ "






お母さんの手が、私の頬に優しく触れる。
暖かい…子どもの頃のお母さんの手と同じ。


お父さん、お母さん ありがとう。


私はまだやれる。


命をかけて戦ったみんなの分も、
そして今生きてる仲間を守り抜くために



______ 私は戦う。






『 炭治郎 やめろーっっ!!

禰豆子ちゃんだぞ!
元に戻ってる!人間に戻ってる!

こんなことしたら死んじゃうよ!
お兄ちゃんて呼んでるだろ!!』


『 ガーガー言うな!
禰豆子に怪我とかさせんじゃねぇ!!

お前そんな…そんな奴じゃないだろ!

あんな優しかったのに…!!
元の炭治郎に戻れよォォオ!!』


『 …お兄ちゃん ごめんね。
帰ろう、ね?家に帰ろう… 』






みんなの必死の訴えも届かず、
善逸くんと伊之助は吹き飛ばされた。






「 炭治郎は…私が… 」






間髪入れずに善逸くんに向かっていく炭治郎。






『 お兄ちゃん負けないで!!
…お兄ちゃんっ…!ダメ!!』


「 光の呼吸 弐ノ型 電光石火 」


『 A、ちゃん…?』






炭治郎は私が救う。

絶対に、鬼になんかさせない。






『 花子、か…?』


『 A… まさかその姿は… 』


" なんだと…その髪にその羽織… "






「 お前の思い通りになんてさせない 」


" その目は ______ 花妃…!!"






黄色の三角模様の羽織を身にまとい、
髪色は鮮やかな金色に、目は美しい琥珀色に変化した。


その姿はまるで 父親の、
花妃月一郎の生き写しだった。









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そら(プロフ) - おぉぉぉおぉぉぉ(涙)完結おめでとうござりまする!!!!涙涙。涙腺崩壊しております。この作品はとっても大好きなのでハッピーエンドを超えて超ハッピーエンドだったのでとっても嬉しかったです!次回作も頑張ってください!!! (2020年7月26日 22時) (レス) id: 44ab850005 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ丸 - 1日でこの作品を読み終わりました!ご飯のことも気にせずにずっと読み続けました(笑笑)途中、涙を流しつつ最後はどうなるんだろうという、ワクワク感もあり、楽しかったです!これからも頑張ってください!応援しています! (2020年7月25日 23時) (レス) id: f959df3c89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mini | 作成日時:2020年7月18日 19時

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