人攫いです ページ46
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ある日、中庭で三姉妹とカナヲと
アオイに頼まれた洗濯物を干していると…
『 よぉ、A 』
額あてがとてつもなく眩しい来客が。
「 急にどうしたの?」
『 派手にいい知らせだ。俺と共に任務だ!』
「 嫌です 」
『 残念だが、お前に拒否権はねぇ 』
そう言うと、一瞬の間に私を担ぎ上げた。
「 ちょっ!やめてよ宇髄さん!降ろして!」
『 うるせぇな、黙っとけ 』
『 やめてくださぁい!』
『 離してください〜! 』
『 Aさまぁ〜!』
『 …… 』
( 上官 命令 任務 銅貨 柱 … A )
カナヲの中で色々な考えが動いていた。
( 銅貨… 銅貨を投げて決める )
" 心のままに "
その時、炭治郎のあの言葉がカナヲの頭をよぎった。
「 カナヲ!!」
がしっ…
カナヲは担がれているAの手を掴んだ。
「 カナヲ… 」
『 『 『 カナヲさま… 』』』
『 地味に引っ張るんじゃねぇよ。
お前はさっき司令が来てるだろうが 』
銅貨は使わずに、自分の心のままに動いたカナヲ。
『 …… 』
『 何とか言えっての!!地味なやつだな!!』
『 『『 とっ、突撃ーーーー!!!』』』
隙を見て、三人娘が宇髄に飛びかかった。
『 ちょ…てめーらいい加減にしやがれ!!』
『 女の子に何してるんだ!手を離せ!!』
そこへ、騒ぎを聞き付けた単独任務帰りの
炭治郎が駆けつけた。
『 人攫いですー!!!』
『 『 助けてくださいぁい!!』』
『 こんの馬鹿ガキ!!』
『 キャーー!! 』
炭治郎が得意の頭突きを食らわそうと、
足を踏み込んだ時
『 待て 炭治郎 』
誰かが止めた。
『 ぜっ…善逸…?』
「 善逸くん… 」
『 Aちゃんを離せ 』
明らかに怒り狂っている善逸だった。
『 おいおい、俺は任務に女が必要だから
コイツを連れていくだけだ 』
「 当たり前に言ってるけど!!
私を連れていくには しのぶ姉さんの
許可が必要なんだからね!!」
『 許可は取ってある 』
「 んなっっ!? 」
屋敷の縁側を見ると、
ニコニコとこちらを見るしのぶ姉さん。
「 しのぶ姉さぁぁぁん!!!」
『 残念だったな、ほら行くぞ 』
「 いぃぃぃやぁぁぁぁ!
行きたくないよぉぉぉ!!」
この時炭治郎は思った。
善逸を見ているようだと。
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mini(プロフ) - stereogirlさん» コメントありがとうございます(T_T)!更新頑張ります!! (2020年4月20日 21時) (レス) id: 91678dce2b (このIDを非表示/違反報告)
stereogirl(プロフ) - 強い女子と善逸くん、大好きな組み合わせです(笑)続き楽しみにしてます! (2020年4月20日 19時) (レス) id: ebd32c96af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mini | 作成日時:2020年4月12日 20時