囚われたお姫様 ページ5
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結局、嫁入りが決まってすぐ式場のあるホテルに
連れてこられた私。
部屋にはたくさんのドレスやアクセサリーが並んでいる。
私は部屋に来てからというもの、
ずっと窓際に座って外を見つめていた。
『 気分はどうですか?姫 』
「 …入ってくんなクソジジイ 」
バカ皇子に " じい " と呼ばれている
緑色のクソジジイが入ってきた。
『 ここに来てから一晩中そこにいたのですか?』
「 …別にいいでしょ 」
動く気にもなれず、寝ずに一晩中ここにいた。
『 流行りの物は嫌いですか?』
「 そんなダサい服、流行ってないし。隊服を返して 」
『 まったく…バカとは言え、
皇子に嫁入りするというのにその態度ですか 』
「 あんな気持ち悪い奴に、好きで嫁入りするわけじゃない 」
" 玉の輿 " とでも言いたいのだろう。
私はお金なんてなくたっていいから
ちゃんと好きな人と結婚したかった。
『 いいじゃないですか。
これで貴方の大切な真選組は救われる。
貴方の好きな沖田総悟も救われる 』
私にとって真選組が特別なことはもちろん、
総悟が特別な存在だということまで
奴らは把握済みだったらしい。
「 早く出てって 」
『 式は明日の午前10時から。
支度の方は午前8時からです。
寝坊しないでくださいよ 』
最後に " クソガキ " と呟いて、じいは部屋を出て行った。
「 総悟… 」
今頃 総悟たちは無事だろうか。
何もされてないといいんだけど…
シュルっと紫のリボンを外す。
" 俺がAを守ってやる。
だから、どこにも行くんじゃねェ "
「 総悟……会いたいっ… 」
誰にも届かない声は、
ただ静かに部屋に響いていた。
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迷い猫 - "里ゴリラ"のところ" 店長ォォになっていますヨ (2021年9月21日 18時) (レス) @page43 id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちゃ - 初めまして!めちゃくちゃ内容大好きです!キュンキュンしちゃいました笑笑これからも応援してます!この小説にあえて良かったです! (2021年7月31日 22時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
mini(プロフ) - 金平糖さん» ありがとうございます!!すごく嬉しいです(T_T)!更新頑張りますね!これからもよろしくお願いします! (2021年1月8日 7時) (レス) id: 61e392b41e (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - 最高に面白かったです!夢主ちゃん編も、すごく楽しませてもらってます!お父さんがまさか生きてたなんて!?びっくりしましたけど、最高の展開です...!毎回、更新楽しみにしています!!どうかお体に気をつけて下さいね!次回も面白い更新待ってます! (2021年1月7日 0時) (レス) id: a3c6f82ac9 (このIDを非表示/違反報告)
mini(プロフ) - マカロニさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます!!そのお言葉だけで頑張れます!! (2020年11月17日 7時) (レス) id: 61e392b41e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mini | 作成日時:2020年11月3日 21時