伝えなければいけないこと ページ10
長尾side
次の日。
6人には脱退することを伝えなければいけない日。
もう、怒られても、反対されても、なんでもええや。
大倉くんもおってくれるらしいから、何かヤバそうやったら助けてくれるやろうし。
時間になったので、家を出ます。
10時ちょうど。
11時集合やから、いつも早く来るメンバーを計算しても、1時間前にはさすがに来ない。
病院行った日から、スマホの電源入れてへんから、やばいことなってんやろうな…。
謙杜「おはようございます。」
誰もいないと思いつつも一応挨拶をする。
大倉「おはよう、謙杜。」
大倉くんだけその部屋にいた。
大倉「謙杜のことやろうから、はよ来るやろうと思って。スマホ見てへんのやろ？」
謙杜「はい。」
大倉「みんな、俺に連絡しだしてん。『長尾は？』『謙杜は大丈夫なんですか？』って。
愛されてんなぁ。謙杜は。」
でも、俺はそんな人たちに嘘をつこうとしている。
大倉「昨日も言ったけど、正解なんてないねんから謙杜がやりたいようにすればええ。何しようと謙杜の勝手や。」
謙杜「はい。」
大倉「昨日寝れたか？」
謙杜「一時間だけ。一回起きたら、寝られなくなっちゃって。11時にベッド入って、12時には起きてしまって、それからっはずっと起きてます。」
大倉「やろうな。そんな顔しとる。」
謙杜「ほんまですか？」
大倉「おん。」
謙杜「やばいなぁ。」
大倉「あ、大吾来るで。」
謙杜「え、どこですか？」
大倉「足音と雰囲気。」
謙杜「え、すごっ。」
大吾「おはよー……長尾っ！！！！」
謙杜「おはようございます。大吾くん。」
大吾「おはよう。」
と言って、大吾くんは抱きついてきた。
謙杜「大吾くん…？」
大吾「あ、ごめん。えっ！大倉くん、おはようございます。」
大倉「おはよう。気づくの遅すぎんか？」
大吾「すみません。長尾にしか目がいってなかったので。」
大倉「まぁ、ええけど。」
流星「大ちゃん、何事…？……謙杜っ！！！！」
謙杜「おはようございます。流星くん。」
流星「謙杜っ！！」
と流星くんも抱きついてきた。
謙杜「流星くん…？」
流星「あ、ごめん…。…大倉くんやっ！」
大倉「流星、おはよう。」
流星「おはようございます。」
駿佑「おはよう…長尾っ！！あ、おはようございます。」
大倉「おはよう、みっちー。」
謙杜「おはよ、みっちー。」
駿佑「もう…。」
と言って安心した表情をするみっちー。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 179人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：hina | 作成日時：2022年12月7日 2時
