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滝沢「長尾くん…。」
謙杜「はい。」
滝沢「一足先に言うね、なにわ男子、デビュー決まったんだよ。11月12日に。」
謙杜「えっ…？」
大倉「デビュー決まったから、ツアーもやるんだったんよ。」
謙杜「え、じゃあ、6人はデビューできるということですよね？」
滝沢「6人ではない、7人でね。」
謙杜「デビューか…。」
滝沢「おめでとう。」
大倉「おめでと、謙杜。」
謙杜「ありがとうございます。‥‥6人のなにわ男子をいつまでも守ってくれませんか？」
滝沢「もちろん。」
デビューやって。
あんなに目指してきた道なのに…。
目の前まで来てるのに…。
夢は叶うものやってずっと思ってた。
でも、今、初めて、叶わない夢もあるんやなって実感した。
滝沢「ほかのメンバーには7月28日に発表だから内密にね。」
謙杜「はい。」
大倉「いつから休むつもり？」
謙杜「まだ、症状は悪化してないけど、いつ悪化するかわからないからできればすぐにでもグループの活動はすぐにでも休みたいです。」
滝沢「わかった。そのように調節しとくね。」
謙杜「ありがとうございます。…あと一つ、いや二つわがままなんですけどお願いしたいことがあって。」
滝沢「何？」
謙杜「僕が今回のツアーで作った衣装はそのまま使ってほしいんです。メンバーも気に入ってくれていたし。一人ひとりに思い入れがあるから。デビュー発表があるならなおさら。
もう一つは僕の歌割なんですけど、できれば高橋くんかみっちーに歌ってほしいんです。一緒にデビューを目指して、走り続けてきた仲間の中でも、同期でずっと一緒だったから。
ほんとにわがままだと思うんですけど、お願いします。」
滝沢「わかった。」
大倉「衣装、ほんまにええん？」
謙杜「はい。最後に一つ残したいから。」
大倉「わかった。」
滝沢「明後日、世間には事務所からコメントは出すね。」
謙杜「はい。お願いします。」
滝沢「じゃあ、今日はもうこれでいいかな。わざわざ東京までありがとう。今度からは私が大阪に行くようにするから。体調お大事にね。」
謙杜「はい。ありがとうございました。失礼します。」
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作者名：hina | 作成日時：2022年12月7日 2時
