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滝沢「長尾くんは、この先の活動はどうしたい？」
謙杜「できれば、ずっとアイドルという仕事をしたかった。でも、この体で続けることは難しい。
7人でデビューを目指して走り続けて、できれば一緒にデビューしたかった。
でも、僕のせいでデビューを諦めてほしくない。」
謙杜「だから、グループを脱退しようと思います。そして、ジャニーズ事務所を退所させてください。
他の6人のメンバーには迷惑をかけると思うし、大倉くんや横山くん、その他のスタッフの皆さんにもライブの構成から何から変える必要があるから、たくさん迷惑をかけてしまう。
けど、どう考えてもこのぐらいしか方法が思いつきませんでした。」
大倉「謙杜はそれでええん？」
謙杜「デビューを諦めてほしくないから。」
滝沢「長尾くん、さっきずっとアイドルという仕事をしたかったと言ったよね。事実上、活動休止をしなければいけないことはわかってると思う。私たち以上に。
でも、退所という手もあるけれど、もう一度ステージに立てるかもしれない、たとえ病気が治らなかったとしても長尾くん自身がもう一度この世界に戻ってきたいと思ったときにその機会がないのは私も嫌だから、『無期限の活動休止』というのはどう？」
謙杜「もし、可能なら、グループは脱退して、無期限の活動休止という選択をして、事務所に籍を置き続けることってできますか？」
滝沢「できるよ。その方針で話を進めてみる？」
謙杜「はい。お願いします。あ、でも、ファンの皆さんには公表しないでもらってもいいですか？あまり知られたくないので。」
滝沢「わかった。」
大倉「メンバーには伝えるん？」
謙杜「時期が来れば。さっきも言いましたけど、あの6人なら、詳細を伝えてしまうとツアーさえも断りかねない。脱退するって言っても反対されると思うけど。でも、大吾くんとか丈くんならわかってくれるんやないかなって。
二日前のレッスンの時に、力が入らなくなちゃって大吾くんが病院行こって言ってくれて。
さすがに断っちゃいましたけど。
でも、昨日から連絡がすごくて。電源切ってるんですけど…。」
大倉「そっか…。」
謙杜「でも、もしかしたら、伝えてしまうかもしれません。その時はその時でいいですか？」
滝沢「長尾くんのタイミングで伝えられるときに伝えたらいいよ。」
謙杜「はい。」
滝沢「長尾くん…。」
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作者名：hina | 作成日時：2022年12月7日 2時
