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謙杜「もしもし、なにわ男子の長尾謙杜です。突然のご連絡すみません。」
滝沢「はい。長尾くん、どうした？」
謙杜「相談したいことがあるんですけど、明日のどこかの時間でお時間もらえないでしょうか？」
滝沢「わかった。でも、一対一で？」
謙杜「できれば大倉くんもお願いしたいです。」
滝沢「了解。明日の昼の一時に東京の事務所でいいかな？」
謙杜「はい。ありがとうございます。」
滝沢「じゃあ、また明日ね。」
謙杜「失礼します。」
滝沢くんと明日会えることになった。
一対一？って聞かれたから、大倉くんもお願いしたいって言った。
ツアー前で忙しいのに申し訳ない…。
次の日
大倉「謙杜！なしたん急に。」
謙杜「ちょっと…。詳しいことは後でお話します。忙しい中すみません。」
大倉「それは全然ええねんんけどさ。とりあえず、この便で行くな。」
謙杜「はい。」
大倉くん、ごめんなさい。
今までプロデュースしてきたグループから難病人が出たら、絶対大変になる。
東京
大倉「会議室に来てやって。」
謙杜「わかりました。」
大倉「謙杜、何があったのか、何を思っとるかは俺にはわからん。分からんけどな、俺はいつでも謙杜の味方やからな。」
謙杜「…ありがとうございます。 ｺﾝｺﾝ
失礼します。なにわ男子の長尾です。」
滝沢「わざわざ東京までありがとね。」
謙杜「いえ。今日はお時間を作ていただきありがとうございます。」
滝沢「うん。」
謙杜「相談したいことっていうのは…。申し上げにくいんですけど、僕、筋萎縮性側索硬化症という難病指定の病気になってしまいました。ALSとよく言われるやつなんですけど、聞き覚えありませんか？」
滝沢「ALSって…。」
大倉「最終的に死に至る病気。」
謙杜「そうです。
こんな大事な時期にごめんなさい。ツアーも控えてるのに…。」
滝沢「症状は？」
謙杜「手足がしびれたり、急に力が入らなくなってしまう感じです。今は。」
滝沢「でも、この先はどんどん筋力が落ちていってしまう。」
謙杜「はい…。」
大倉「活動のことは何て？」
謙杜「治療法が対処療法しかないので、入院するほどではまだないらしいんですけど、いつ悪化するかもわからなくて、、進行も早いのでこのままアイドルの活動を続けていくのは厳しいと言われました。」
滝沢「長尾くんは、この先の活動はどうしたい？」
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作者名：hina | 作成日時：2022年12月7日 2時
