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西畑side
着々と進んでいくツアーの準備。
少し新しくなった歌割。長尾のところも道枝と高橋がカバーしてる。
長尾の望みの一つでもあったから。
今回のツアーまでは長尾もちゃんと関わってくれてるから、存在を消すわけにはいかないということで、ダンスのフォーメーションは何も変えてない。
これは、メンバーで話し合って決めたこと。
見ている方からしたら、おかしいと思うのかもしれへんけど、なにわ男子は7人やから。
もう一人の存在もちゃんと知っててほしいから。
Seven Starsも何も変えへんよ。
長尾のところは道枝が歌う。長尾が歌うはずだった流星のところは高橋が歌ってくれる。
どうしても変えないかへんところもあるけど、それも最小限にして、「長尾謙杜」というメンバーを象徴してる。
恭平「大吾くん、今ええですか？」
大吾「ええよ。なした？」
恭平「なにわ Luky boy!!の『かけがえのない価値がある』って謙杜どんな感じでしたっけ？」
大吾「ちょっと、明るめに上がって下がってって感じやなかった？」
恭平「あ、あーー、ありがとうございます。」
カバーをしてくれる高橋や道枝はどうやってもわからないところはこうやって聞いてくる。
長尾のとおりやなくてもギリギリのところまではもっていきたいらしくてな。
そんな感じで、ちょこちょことした修正を繰り返してたら、あっという間に初日公演。
今までに緊張したことないような緊張をして、ちゃんと盛り上げられるだろうかと心配になった。
流星「大ちゃん、大丈夫。いつもどおりの俺たちでいけばええ。謙杜の分まで。」
大吾「うん。ありがと。」
最初のフライングのときに流星が言ってくれた。
”いつもどおりの俺たちで”
なぁ、長尾そうやろ？
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作者名：hina | 作成日時：2022年12月7日 2時
