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ようこそ百鬼学園へ! ページ7

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「さて…このクラスが貴女が担任になるクラスです…」

 狷年参組瓩判颪れたプレート。ここが今から私が受け持つクラス…!
 深呼吸をして、ドキドキと騒がしい胸を落ち着かせる。

「よし…!じゃあ、行ってきます!」
「アホ毛が震えてますよ」
「えっ!?」

 むぎゅっ、と反射的にアホ毛を引っ付かみ、震えを抑える。

「では、今度こそ……!!








お邪魔します!!」
「そんな友達の家に入るんじゃないんだから…」

 学園長の言葉に答える余裕もなく。目の前の光景に、私は目を見開きました。



 ふわふわと空中を漂う火の玉。
 背中から六本の腕を生やし、通常の腕を腰に当てているメガネ女子。
 首をにょろにょろと伸ばした派手めの女子。
 首が提灯なこと以外は普通(?)の男子。
 今朝方突っかかられたAさんに、そのAさんの悪事を無視してくれやがったパツキン男子。
 教室いっぱいに体を広げた髑髏(頭蓋骨の形からして女性でしょうか)。

「俺の考えた必殺ネコネコアタック!!」
「ただのジャーマンスープレックスじゃねーか!!」

 そして、私の足元には、ジャーマンスープレックスを掛けている猫耳男子とそれにツッコミを入れる一つ目の男子。



 −−ピシャ!!
 勢いよく扉を閉めます。
 たらり、と冷や汗が顳顬(こめかみ)を伝い、悪寒が背中に走る。

「あの…学園長」
「はい?」
「ここってもしかして、人外の学び舎だったりします?」
「よく分かりましたね。その通りです。ここ百鬼学園は人間たちの学び舎ではありません。日本中の妖怪が来る、妖怪の学校なのです」
「(…ん?後ろから視線を感じr)オギャ──────ッ!!!!!!」
「!?」

 後ろを振り向くと、障子風の扉の奥からこちらを見つめる目が幾つもあった。
 変な声を上げてしまったが、辛うじて腰は抜けてない。よし、まだ動けます。
 脚に力を入れて、逃げる準備をしますが、それ(逃走)は学園長の言葉に遮られました。

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瑠樺 - んあぁ 最高です……続き楽しみにしてますね! (2020年2月20日 18時) (レス) id: 3cb24e4e80 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます!うちの晴ちゃんは大体いつもやばいっぴなのでお気になさらず()!! 今書きためている途中なので更新をお楽しみに! (2019年12月7日 9時) (レス) id: 616ee5bd45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 晴ちゃんにそれはやばいっぴ!笑これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年12月6日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - キャロルさん» コメントありがとうございます!最高だなんてそんな…!!///(チョロい) 更新頑張ります!!(><) (2019年6月14日 9時) (レス) id: 36de205b6b (このIDを非表示/違反報告)
キャロル(プロフ) - こうゆうのずっと待ってました!!最高です!!無理のない程度に更新頑張ってください!!(*`・ω・´) (2019年6月14日 6時) (レス) id: 9fbe7bca19 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ツクモ@不定期更新 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年5月6日 15時

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