Episode47 ／ 旅立ち ページ47
『…不味そう』
危険を察知し逃げようとしたとき、
｢…逃げずに飲むね。おまえ今も倒れそうよ｣
後ろで肩を固定して逃げれないようにフェイタンが立ちはばかる。
パクがそのまま私の口に液体を流し込んだ。
『うっ…苦すぎる…うあ…』
口の中が地獄だ。めちゃくちゃ不味いんですけど。
私が苦しむ姿を見てほとんどの奴が笑った。
もう知らない。
翌日、あの苦い薬が効いたのか私な回復を果たした。
そして今は、旅団員とお別れ中。
旅団は常にみんな一緒に集まっているわけじゃない。
私が回復するまでは、とみんな残ってくれていたらしかった。
｢じゃあな！また会おうぜ！｣
そう言って背中を向けたノブナガに、
『絶対会おうね！！』と叫ぶ。
そんな感じでほとんどの団員が世界中へ散らばっていった。
『私はどうしようかな。』
人殺しだろうと、盗っ人だろうと腐っても私は8歳。
できることなどひと握りにも満たない。
｢あんた、一緒に来るかい？｣
アジトの済で小さくなっていた私に、マチが声をかけてくれた。
『行っていいの！？』
｢…っまぁ、大したことしないけど。｣
『んーん！いいの！ちょっと待ってすぐに準備する！！』
私が部屋に戻ろうとホールを出ると団長が向こうから歩いてきた。
マチと離れなくてすむ嬉しさから
『団長！私マチと一緒に行くの！』と抱きつく。
昨日から私は旅団のみんなに抱きついては回っている。
｢あぁ、良かったな。俺でもいいんだぞ？｣
と団長は冗談めかして笑った。
『んー！団長とはまた今度！じゃあ私準備してくる！』
｢昨日今日で大分年相応になったな。｣
部屋の方へと駆けて行ったAを見ながらクロロは呟いた。
Episode48 ／ 演じよ→←Episode46 ／ 仲間
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 142人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやは(プロフ) - 明里香さん» ご報告ありがとうございます！すごく助かりますー！すぐに修正しますね (2019年11月6日 21時) (
レス) id: dd6fe59e82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 40話にも誤字がありました。「以上な」ではなく、「異常な」です。 (2019年11月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 5話に誤字がありました。「以上」ではなく、「異常」です。 (2019年11月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ろりお | 作成日時：2019年7月12日 23時
