Episode34 ／ どこまでも蜜月2 ページ34
『蜜月は血を濃く引くほど、体の至る所が銀になる。それは血液自体が銀色だから。』
イルミの針は目や髪の色まで変えてしまえるのか…。
『私は、一人っ子。しかも蜜月の両親から生まれた。分かるでしょ？』
そう言ってAは自分の手で自分の手を斬った。
血がダラダラと溢れる。
その血は、赤黒くはなく、むしろピンクに近い明るい色だった。
その数秒後、Aが血を拭うと傷は消えていた。
『キモチワルイでしょ？』
｢なるほどな。血が濃いほど赤と銀の比率が銀の方に強くなっていく。｣
『そう。私の両親で大体７：３だったって。私は４：６。もはや人間じゃないよね。』
Aは一体どれほどそんな闇を抱えてきたのだろうか。
自嘲気味に笑うAとは対照的に、団長は酷く綺麗に笑っていた。
団長好きだもんね、珍しいの。
『とまあ、あとは親がいなくなり叔父と叔母が組のトップに立ち、私の存在は抹殺されましたとさ！』
こんな感じかな？って急に明るくなった。
｢あんたの治癒力やばいね。｣
と零したマチに、これくらいなら数秒で治るよ！と。
骨折とかでも数時間あれば治るという。
蜜月強すぎじゃない？
きっとAが話すのを躊躇ったのは、自分の蜜月を愛せないから。
ここじゃそんなの関係ないのに。
これから教えてあげよう、自分を好きになれなきゃ人は強くなれない。
ここは君の居場所だよ
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あやは(プロフ) - 明里香さん» ご報告ありがとうございます！すごく助かりますー！すぐに修正しますね (2019年11月6日 21時) (
レス) id: dd6fe59e82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 40話にも誤字がありました。「以上な」ではなく、「異常な」です。 (2019年11月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 5話に誤字がありました。「以上」ではなく、「異常」です。 (2019年11月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろりお | 作成日時：2019年7月12日 23時
